内容説明
名声と栄光を手にしながら、孤独のうちに生き、苦悩することの多かったショパン。祖国を、健康を、愛を、霊感まで失った彼の悲劇的な最晩年を、残された手紙を軸に、最新の研究も取り入れて詳述し、今までとかく軽視されてきたイギリス旅行にも光をあてる。
目次
１ 革命のパリをあとに
２ ロンドンに新しい活躍の場を求めて
３ スコットランドさすらいの旅
４ 異郷で迎えた最期
エピローグ 遺品のことなど
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ピンガペンギン
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本年は1年延期のショパンコンクールの年でした。平野啓一郎の「ショパンを嗜む」をまず読んで良かったので、参考文献のこの本も読む。ショパンの手紙なども多く引用されています。でも平野さんが、上手にエッセンスをまとめてくれていたので、相当熱心なファンでなければ、手に取らなくていいかも。 一つ思い出しましたが、サンドとショパンが男女関係をもっていたのは、最初の初めの短い間だけだったとありました。まあ推測の話でしょうが。2021/10/14
