電撃文庫<br> レプリカだって、恋をする。〈3〉

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電撃文庫
レプリカだって、恋をする。〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 280p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784049153439
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

 オリジナルがやりたくないことを押しつける身代わり、〈レプリカ〉だった私だけど、その役割を失って。

「素直が何を考えてるか分からなくて、怖い」

 そんな思いを抱えながら、季節は冬に向かっていく。

 素直が修学旅行に行っている間、私はアキくんと一緒に、リョウ先輩の故郷・富士宮へ行くことになった。それぞれ別々の場所で、はじめての旅を楽しみつつ、レプリカの仕組みの謎を紐解くピースを拾い――。
 そして私は、素直が秘めた思いと、知らなかった真実と、向き合うことになる。

――ナオと素直。それぞれの視点から描かれる、転機の第3巻。

内容説明

オリジナルがやりたくないことを押しつける身代わり、“レプリカ”だった私だけど、その役割を失って。「素直が何を考えてるか分からなくて、怖い」そんな思いを抱えながら、季節は冬に向かっていく。素直が修学旅行に行っている間、私はアキくんと一緒に、リョウ先輩の故郷・富士宮へ行くことになった。それぞれ別々の場所で、はじめての旅を楽しみつつ、レプリカの仕組みの謎を紐解くピースを拾い―。そして私は、素直が秘めた思いと、知らなかった真実と、向き合うことになる。―ナオと素直。それぞれの視点から描かれる、転機の第3巻。

著者等紹介

榛名丼[ハルナドン]
静岡県静岡市出身。東海大学文学部日本文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

59
驚きの3巻目。そうだったのか! ファンタジーでありながら、同時にこんな展開になっていくとは思わなかった。レプリカ視点から描く物語として、自然にナオに肩入れしながら読み進めていたのだが、それもそのはず。作者の構築した世界観(という言葉でいいのかな?)の巧みさに圧倒された巻となりました。ここにきてオリジナルである愛川素直の視点から物語をふり返ると、今までのストーリーがつながっていき、一つ一つのことがすべてうなずけることにびっくり。一冊目からすでに惹かれるものがあったけど、これはすごい作品になる。次巻が楽しみ。2023/12/12

芳樹

44
前回最後に素直が発した「明日からは私が学校へ行くから」という一言を受けて始まる第3巻。リョウ先輩がいなくなり、学校へも行けなくなったナオの様々な感情が伝わってくる冒頭から、ずっとヒリヒリした雰囲気が漂っていたように感じます。今回は素直の視点で語られる場面が多く、彼女がナオを生み出し、そして今ナオに対してどう思っているか、彼女の本心が刺さりましたね。また、レプリカとは何かへの答え合わせも示され、なお一層心が揺さぶられた思いがします。物語全体の「転」と「結」への橋渡しのような展開だったので次回が完結編かな…。2024/06/11

よっち

41
やりたくないことを押しつけるのを止めると告げた素直。しかし身代わりだったはずのナオはその役割を見失ってしまい、季節が冬に向かってゆく中、アキと一緒にリョウ先輩の故郷・富士宮へ旅行する第三弾。リョウ先輩の衝撃的な最期から立ち直れないまま、宙ぶらりんな状況を過ごしていたナオ。素直が修学旅行に行っている間にそれぞれ別々の場所で、初めての旅を楽しみつつ、レプリカの仕組みの謎を紐解くピースを得る二人。レプリカ便利だなと思う場面もありましたけど(苦笑)思わぬ形で急展開を迎えてナオはどう選択するのか続きが気になります。2023/12/08

assam2005

27
2巻で焦点が当てられた「レプリカとは何なのか?」という問に、3巻で解答が提示される。ちょっと待てー!!何なの、このドキドキは!!2巻の文化祭、3巻の修学旅行。恋人・アキとのかけがえのない時間が、自分として生きることの大切さをくっきりと浮かび上がらせる。一人の先輩の「これは僕だけのものだ。他の誰かに、たとえ僕の分身が相手だろうと、譲ってたまるか」という言葉に、心が、気持ちが引っ張られる。幸せも、思い出も、苦しみも、悲しみも、自分ならではのもの。それら全てを糧とする強さに心が震えた。2024/03/07

なみ

23
シリーズ3作目は修学旅行編。 素直とナオは、それぞれの行き先で様々な体験をする。 2人とも、1巻のときからすごく成長してて嬉しくなりました。 吉井と同じ班になりたい! 枕投げではしゃぐ望月先輩が可愛い……。 終盤では、素直のナオに対する思いに涙が出そうになりました。 行動で示した姿が格好良かったです。 また、レプリカの秘密が明らかになり──。 次巻以降、どんな展開になっていくのかが気になります。2024/01/20

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