オペラ愛の壊れるとき―名作がしかける涙のレトリック

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オペラ愛の壊れるとき―名作がしかける涙のレトリック

  • 長木 誠司【著】
  • 価格 ¥2,750(本体¥2,500)
  • 音楽之友社(2021/10発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 224p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784276355330
  • NDC分類 766.1
  • Cコード C1073

出版社内容情報

『レコード芸術』誌の好評連載「ディスク遊歩人」の中から、オペラに関する文章をセレクトしてまとめたもの。モーツァルトからヴァーグナー、ヴェルディ、プッチーニ、バーンスタイン、細川俊夫など古典的名作から最新話題作まで11曲を取り上げ、各作品での愛を巡る人物たちの葛藤、愛の成り立ちと挫折を、音楽とテクスト両面から読み解きながら、作曲家がいかなる創作上の、あるいは個人的な葛藤の下にいて、どのような深慮に基づいて音楽を付け、ドラマを創り上げたのかを探っている。聴き慣れたオペラに隠されていて、ふだんはなかなか見えにくいが、その実作品にとって本質的ともいえる部分をえぐり出しながら解釈し、これまでとは別の角度からオペラを観直そう、聴き直そうと思えるような視点を提供することによって、読者のオペラへの理解を深める。オペラ研究家としても名高い著者が世に問う、これまでにない観点から「オペラ」をとらえた画期的な一冊。

目次

第1章 “エヴゲーニイ・オネーギン”(チャイコフスキー)
第2章 “ラ・トラヴィアータ”(ヴェルディ)
第3章 “ローエングリン”(ヴァーグナー)
第4章 “サムソンとデリラ”(サン=サーンス)
第5章 “ペレアスとメリザンド”(ドビュッシー)
第6章 “静かな場所”(バーンスタイン)
第7章 “海、静かな海”(細川俊夫)
第8章 “トゥーランドット”(プッチーニ)
第9章 “こびと、またはスペイン王女の誕生日”(ツェムリンスキー)
第10章 “コジ・ファン・トゥッテ”(モーツァルト)
第11章 “バラの騎士”(R・シュトラウス)

著者等紹介

長木誠司[チョウキセイジ]
1958年生まれ。東京大学大学院教授。東京大学文学部、東京藝術大学大学院博士課程修了。1986~88年ドイツ学術交流会の奨学生としてドイツのボンに留学。2005年文部科学省の派遣でベルリン自由大学の客員研究員。2019年ベルリン芸術大学客員研究員。オペラおよび現代の音楽を多角的に研究中。平成5年度第4回出光音楽賞、平成8年度第6回吉田秀和賞、平成27年度(第66回)芸術選奨評論等部門受賞。令和3年度春紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Go Extreme

2
“エヴゲーニイ・オネーギン”(チャイコフスキー) “ラ・トラヴィアータ”(ヴェルディ) “ローエングリン”(ヴァーグナー) “サムソンとデリラ”(サン=サーンス) “ペレアスとメリザンド”(ドビュッシー) “静かな場所”(バーンスタイン) “海、静かな海”(細川俊夫) “トゥーランドット”(プッチーニ) “こびと、またはスペイン王女の誕生日”(ツェムリンスキー) “コジ・ファン・トゥッテ”(モーツァルト) “バラの騎士”(R・シュトラウス)2021/10/19

NyanNyanShinji

1
イタリアに限らずオペラというフォーマットに於いて惚れた腫れたの恋愛の要素は欠くことのできないものである。本書は数々の作品の中で「愛の壊れる」瞬間を抽出し事細かく分析する。その瞬間と言うものは勿論作者によって与えられた道筋ではあるのだが、詞章的・音楽的に仕組んで行くのか、それが大変スリリングであった。勿論その瞬間の局部のみを愛でるのではなくて、その作品の歴史的背景や作者達の当時の背景等多面的な見せ方により、より立体的な構成が楽しい。ちなみに冒頭は愛の生まれる瞬間として、二人称が敬称から親称に変わる時とあった2023/10/08

Tatsuo Ohtaka

0
モーツァルト「コジ・ファン・トゥッテ」から細川俊夫「海、静かな海」に至る11のオペラを中心に、曲中の「愛」を作曲家がどう描いたのか、それぞれの「愛の形」を台本と音楽の関係から明らかにしていく。 従来の分析や解釈とは違う視点が多いが、オペラを観る・聞くポイントを判りやすく示してくれるので(たとえば「ラ・トラヴィアータ」でジェルモンの欺瞞を緻密に解説するなど)、一般の音楽ファンにも十分参考になる。2021/09/30

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