新潮文庫<br> ヤノマミ

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ヤノマミ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 375p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101281919
  • NDC分類 389.62
  • Cコード C0139

出版社内容情報

僕たちは深い森の中で、ひたすら耳を澄ました――。アマゾンで、今なお原初の暮らしを営む先住民との150日間にわたる同居の記録。

150日間、僕たちは深い森の中で、ひたすら耳を澄ました――。広大なアマゾンで、今なお原初の暮らしを営むヤノマミ族。目が眩むほどの蝶が群れ、毒蛇が潜み、夜は漆黒の闇に包まれる森で、ともに暮らした著者が見たものは……。出産直後、母親たったひとりに委ねられる赤子の生死、死後は虫になるという死生観。人知を超えた精神世界に肉薄した、大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。

内容説明

150日間、僕たちは深い森の中で、ひたすら耳を澄ました―。広大なアマゾンで、今なお原初の暮らしを営むヤノマミ族。目が眩むほどの蝶が群れ、毒蛇が潜み、夜は漆黒の闇に包まれる森で、ともに暮らした著者が見たものは…。出産直後、母親たったひとりに委ねられる赤子の生死、死後は虫になるという死生観。人知を超えた精神世界に肉薄した、大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。

目次

序章 闇の中で全く知らない言語に囲まれた記憶
第1章 深い森へ
第2章 雨が降り出し、やがて止む
第3章 囲炉裏ができ、家族が増える
第4章 シャボリとホトカラ
第5章 女たちは森に消える
第6章 シャボリ・バタ、十九度の流転
第7章 彼らは残る
終章 僕たちは去る

著者等紹介

国分拓[コクブンヒロム]
1965(昭和40)年宮城県生まれ。’88年早稲田大学法学部卒業後、NHK入局。大型企画開発センター専任ディレクター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

384
ブラジル最奥からヴェネズエラにかけて居住する先住民ヤノマミ。ブラジル側だけでも200を超える集落があるのだが、NHKのディレクターの著者とカメラマンら3人は、そうした集落の一つワトリキに述べ150日を過ごした。本書はその記録である。NHKのドキュメンタリーも十分に衝撃的であったが、ここではその取材の過程を知ることができると同時に、文字資料によって、より内省的、思索的にヤノマミに向き合える。「アハフー」という彼らの笑い声はレヴィ=ストロースをも超えて、なんとも象徴的だ。文化人類学に関心がある人に推薦。2018/07/31

ケイ

128
こういう本は読みながらも罪悪感が付きまとう。本来は取材してもいけない場所だと思うのだ。だから、そういうのを読むのも、なにかしてはいけない事に思える。筆者の文章に惹かれなかったのもあるかもしれない。挟まれる写真。それらが何より語っていた。彼らの顔は、日本人とそんなに変わらないように思える。2020/10/04

初美マリン

110
アマゾンでの暮らしは、甘いユートピアではなくただ生と死がひたすら続いていた、文明と隔絶した世界、心の基準というものが、なくなる世界、何かむなしく寂しくなる2019/12/15

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

109
衝撃度で言えば今年読んだ本の中でNo.1かもしれない。文明社会と接することなく1万年以上も前と同じ生活を送るアマゾンの先住民族ヤノマミ。その彼らと共に暮らし取材した150日間のドキュメンタリー。シャーマンが部族を率い、呪術や精霊の存在を身近なものとする文化。嬰児は精霊として生まれ、母親がたった一人でその子の生死を決め、精霊として葬ったその亡骸は白蟻にたべさせるという独特の風習。映像化もされたというが、残念ながら見ていない。実に衝撃的な場面であった。文句無しの五つ星です。★★★★★2019/12/03

ゆいまある

104
旅行記気分で手に取ったらえらい重たい本だった。アマゾン奥地で原始的な暮らしをしている人々は極めて排他的で文明を憎んでいて攻撃的。一緒に暮らしてもいつ自分が殺されるか分からない。ナイフは使うようになったが石器時代と変わらない暮らし。政治も貨幣も私有財産も衣類もない。自由に交わり避妊の知識はなく、育てきれない子は新生児のままシロアリの餌にして大地に返す。残酷な一方、食べきれるだけの獲物しか取らず、体を実によく使い、自然との共生が成り立っており、これが正しい人の生き方だと感じる。滅びゆくヤノマミの貴重な記録。2019/08/28

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