出版社内容情報
日本の民俗音楽、伝統音楽の授業題材化に必要な知識、資料(図版、楽譜、ソフト情報含む)、演奏、鑑賞、創作活動のアイディア。
1999年発行『授業のための 日本の音楽・世界の音楽』の増補改訂版。10月に音楽指導ブックシリーズとして刊行された「世界の音楽編」に続く、「日本の音楽編」。
小・中・高において欠かせない日本の音楽の学習。和楽器の実習が必須になり実践事例も急速に増えているが、「概要・用語などを説明すること」「映像を見せたり音楽を聴かせたりして、その感想を書かせること」「有名な曲のワンフレーズを和楽器で演奏すること」のほかに、どのように学習活動を広げていけばいいのか、といった声も聞こえてくる。本書は、「教師が自分で授業題材化する力を身につける」ための書。授業題材化するために必要な知識、資料(図版、楽譜、CD/DVD情報含む)、鑑賞の視点、歌唱・器楽・音楽づくりの活動のアイディアを提供する。既刊収載の章(箏、雅楽、阿波踊り、沖縄音楽、祭囃子)は最新の情報や実践に基づいて補筆し、能・狂言、文楽、歌舞伎の3章を新たに書き下ろした。
プロローグ
第1章:日本の音楽と友達になるために
1.音楽の世界を広げるポイントと窓
2.「日本の音楽」の特徴
3.いろいろな学習活動
第2章:エネルギッシュな民俗音楽
1.祭囃子の音楽
2.「ぞめこう!」阿波踊り
3.南国・沖縄音楽の楽しみ
第3章:古くて新しい伝統音楽
1.はじめての箏
2.雅楽ワールド
3.幽玄と笑いの能・狂言
4.人形が呼吸する文楽
5.傾いて歌舞伎
エピローグ
【著者紹介】
北海道小樽生まれ。国立音楽大学教育音楽科卒業、東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。東京都の中学校教諭および東京学芸大学附属小金井小学校の音楽専科教諭として24年間実践研究に取り組む一方、東京学芸大学非常勤講師を15年間兼務した。その後、岩手大学教育学部教授を経て、現在、文教大学教授。
目次
第1章 日本の音楽と友達になるために(音楽の世界を広げるポイントと窓;「日本の音楽」の特徴;いろいろな学習活動)
第2章 エネルギッシュな民俗音楽(祭囃子の音楽;「ぞめこう!」阿波踊り;南国・沖縄音楽の楽しみ)
第3章 古くて新しい伝統音楽(はじめての箏;雅楽ワールド;幽玄と笑いの能・狂言;人形が呼吸する文学;傾いて歌舞伎)
著者等紹介
島崎篤子[シマザキアツコ]
北海道小樽生まれ。国立音楽大学教育音楽科卒業、東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。東京都の中学校教諭および東京学芸大学附属小金井小学校の音楽専科教諭として24年間実践研究に取り組む一方、東京学芸大学非常勤講師を15年間兼務した。その後、岩手大学教育学部教授を経て、文教大学教授。創作学習の実践的・歴史的研究および日本や世界の音楽の教材化を主な研究対象としており、多数の著書や論文がある。またシュタイナー系の音楽療法に使われるライアー(竪琴)の音楽的な可能性を追求しながら演奏活動も行っている
加藤富美子[カトウトミコ]
島根県生まれ。国立音楽大学教育音楽科卒業、東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程修了、同博士後期課程単位取得退学。京都教育大学講師、上越教育大学助教授を経て、東京学芸大学教授。博士(人文科学)。地域の人々の民俗音楽の学習過程の研究、世界の諸民族の音楽の教材化などを主な研究テーマとしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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