三月一一日のシューベルト―音楽批評の試み

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三月一一日のシューベルト―音楽批評の試み

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784276210141
  • NDC分類 760.4
  • Cコード C1073

出版社内容情報

「対旋律が揺さぶる――」。月刊誌『レコード芸術』に2020年1月号から23年7月号(休刊号)まで、22回にわたって連載され圧倒的な支持を得た連載「コントラプンクテ 音楽の日月」に大幅に加筆、書名を変更しての単行本化。「音楽」からの視点と、「音楽とは異なる世界」からの視点を交差させることで、あたかも対旋律が主旋律を引き立てるが如く、音楽の新たな魅力や人生の味わい、世界への問題意識が浮かびあがります。表題タイトルの章の他、「マーラー×緊急事態宣言」、「バッハ×させていただく」、「ワーグナー×川上未映子」等、意外性と刺激に満ちた音楽批評が展開。

内容説明

マーラー×緊急事態宣言、バッハ×させていただく、ワーグナー×川上未映子、etc.―「対旋律」が、揺さぶる。『レコード芸術』好評連載が全面的な改稿を経て単行本に。

目次

了解と戦いと ヴァレーズ“砂漠”の初演に思う
メメント・モリ ブラームスと永続性
シュプレッヒゲザングの人 若尾文子讃
ディオニュソスは終わらない マーラーの『ヴェニスに死す』
遺構としての音楽 ヴィトマンのオラトリオ“箱舟”
「隣り」という視座 ヒロシマにどう参画するか
春の句読点 一葉とシューマン
抱かれてあれ、もろ人よ! “第九”を歌い続けるとき
雲雀の音楽 原民喜のために
ノイエ・ザッハリカイトの系譜 ブロースフェルトとヤノフスキ
「演奏」の生まれるとき 橋本愛の挑戦
いのちのはてのうすあかり 酒の歌、大地の歌
曼荼羅と楽園と ディーリアスからスミスの水俣へ
自分の行く道 ギュンター・ヴァント没後二〇年に
三月一一日のシューベルト 「途方もなさ」について
川上未映子のワーグナー “パルジファル”としての『ヘヴン』
本当はこわいブルックナー? 第四交響曲・初稿の衝撃
「女学生」の思い出 あるいは、誤訳の効用
アインシュタインはどこにいる? ふたつの“浜辺のアインシュタイン”
違和感のゆくえ バッハのフェルマータに思う
コパチンスカヤの方法論 どうして暗譜で弾かないか
とんぼの眼鏡で オトマール・スウィトナーと私

著者等紹介

舩木篤也[フナキアツヤ]
1967年大阪に生まれ、東京、横浜、北九州で育つ。広島大学文学部文学科、東京大学大学院人文科学研究科、ブレーメン大学に学ぶ。2000年頃より19世紀ドイツ音楽を中心に評論活動を開始。「読売新聞」で音楽評を、NHK‐FMで音楽番組の解説を担当するほか、雑誌、演奏会プログラム、WEB等で執筆。朝日カルチャーセンター新宿校、早稲田大学エクステンションセンター中野校で音楽講座の講師。東京藝術大学ほかではドイツ語講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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trazom

102
舩木さん初の単著書とのこと。心に沁みて、とてもいい。表題の3.11×シューベルトのように、2つづつのテーマで綴られる評論集。樋口一葉×シューマン、原民喜×R.シュトラウスなどの組合せも絶妙。福島の悲劇にシューベルトの変ト長調の即興曲の響きが、シューマンの「春」に一葉の「おおつごもり」が重なる。一番好きなのはブラームス×ボッセの章。「雨の歌」の第2楽章を「これは葬送行進曲なんだよ。私はここを弾くといつも、4人目の子供を出産する時に亡くなった妻のことを思い出すんだ」と言うボッセ先生の言葉に、涙が止まらない。2025/03/06

どら猫さとっち

10
著者である船木篤也さんのことは、NHK FMのN響演奏会の解説をされているので、よく知っている。そんな船木さんの初の著書が刊行された。評伝的なエッセイというべきか、クラシック音楽だけでなく、映画や絵画、文学から世論などを照らし合わせ、音楽とは関係がない事柄と対比または取り入れながら論じていく、目から鱗の音楽批評。いろんな視点からクラシック音楽を聴けば、またその音楽の奥深さが、ぐっと増していくのだ。2025/03/23

Go Extreme

1
音楽と戦い: ヴァレーズ《砂漠》 音楽と社会 初演の衝撃 批評の影響 音楽と戦争 死と永続性: ブラームス メメント・モリ 交響曲の哲学 音楽の遺産 人間の存在 音楽と演劇融合: シュプレッヒゲザング 若尾文子 語り歌 演技と音楽 表現の拡張 マーラーと陶酔の音楽: ディオニュソス 『ヴェニスに死す』 陶酔と苦悩 音楽と哲学 感情表現 音楽の歴史的意義: 遺構としての音楽 ヴィトマン《箱舟》 音楽と記憶 文化の継承 現代音楽の影響 批評と音楽の対話: 音楽批評の役割 作品解釈の変遷 演奏と解釈2025/02/22

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