内容説明
本書は、獄前は青年期からほぼ年代順に、「獄中ノート」からはいくつかの大きな主題ごとに、グリムシの基本的論稿が一巻本としてまとめられ、主題ごとに論じられがちだったグラムシ思想をトータルにとらえるうえで役立つ。しかも論稿には、わが国で初めて紹介されるものも少なくない。とりわけ広い意味での文化領域における論稿が数多く含まれていることは、今後のグラムシ研究に新しい光を投げかけるであろう。
目次
第1部 一九一六―一九二六年(社会主義とマルクス主義―一九一七―一九一八年;労働者階級の教育と文化;工場評議会と社会主義的民主主義;共産主義―一九一九―一九二四年 ほか)
第2部 獄中執筆―一九二九―一九三五年(ヘゲモニー・力関係・歴史的ブロック;政治術と政治学;受動的革命、カエサル主義、ファシズム;アメリカニズムとフォーディズム ほか)
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