内容説明
明治に生まれ大正期で成人し、昭和初年から農業生産に従事した人たち自身の口述で綴る農村史。
目次
嫁の農村史(実家のこと;出産届けは一年半遅れ;麦の収穫;家の手伝い;一八で嫁入り;嫁入りの出で立ち;嫁入道具;結婚式 ほか)
子守と手伝いの生活(生まれ;お店の子守;子守の小遣い;里帰り;大正六年、まさ一〇歳のころ ほか)
働く農民夫婦(酉之介の生まれ;あさのきょうだい;嫁には行ったものの;足崎に来る;結婚式;永井家の農業;夫婦喧嘩せず;組の関係;小麦の収穫;百円札、見たことなかった;小遣い ほか)
区の坪のなかで(父、実家に戻る;漢学の出張講義;三反田小学校に入る;仲人;結婚式;青年会;文化の中心;若い衆と祇園;区の移り変わり;農民運動からは距離をおいて)