出版社内容情報
昔の子どもたちは、路地や野原で友だちと群れて遊び、たくさん運動をしていました。ところが現代では、子どもが自由に遊べる外の空間が激減したうえ、幼いころから勉強や習い事に追われ、遊びの主流はテレビゲーム。生きるために不可欠な体の基礎力が育っていない子どもがふえていると言われて、すでに久しいものがあります。幼児運動学を専門とする著者は、幼児期に全身運動することの必要性を痛感し、「柳澤プログラム」という運動指導法を開発しました。このプログラムが、いま注目されているのは、脳生理学者の寺沢宏次信州大教授との共同研究により、運動することによって、子どもの大脳活動、たとえば感情をコントロールする意志力や社会的知性、ひいては心の発達も促す可能性があることが実証されたからです。本書は、もともとは保育園での集団実技を前提とした「柳澤プログラム」を、家庭でお父さんやお母さんが子どもといっしょにできるように、イラストを使ってわかりやすく解説。親子のコミュニケーションや、とくにお父さんの育児参加にも役立つ楽しい本になるよう工夫しました。順序よく、段階を追っていけば、5~6才でも側転やさか上がりができるようになるこのプログラムを、ぜひお子
内容説明
なわとび、とび箱、側転、さか上がりがらくらくできるようになる遊び方プログラム。
目次
遊びながら「からだ力」がつく子どもを運動好きにする魔法のプログラム
「からだ力」のベースをつくる3才から始める基本の運動遊び(ジャンプ力をつける運動遊び;ぶら下がる力をつける運動遊び ほか)
赤ちゃん時代は親子で楽しく0~2才のプレ運動遊び(0才から親子で遊ぼう;プレ運動遊び期)
基本の運動遊びを組み合わせてコンビネーション運動に挑戦(側転;とび箱)
ここまでわかってきた子どもの運動と大脳活動の関係(日本の子どもたちの脳の発達がおくれてきた!;運動遊びで、子どもたちが変わった)
著者等紹介
柳沢秋孝[ヤナギサワアキタカ]
松本短期大学幼児教育学科教授・信州大学共通教育兼務。1975年日本体育大学卒。松本短期大学助手を経て、1998年より現職。幼児運動学を専門とし、独自の運動保育支援プログラムを考案。27年間に各地の幼稚園・保育園で、6000名以上の子どもたちに運動遊びを指導。1998年から運動遊びが大脳活動に与える影響の研究に着手。長野県上田市在住
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感想・レビュー
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- 和書
- おもしろい紙のはなし