内容説明
女性教師はなぜ問題視されねばならなかったのか。そのまなざしに彼女たちはどのように対処したのか。20世紀というタイムスパンで、日本の女性教師がおかれた状況を読み解く。
目次
第1部 周辺化と収奪の軌跡(女教員3分の1説;女性教師という存在;全国小学校連合女教員会の性格と機能;「有夫女教員問題」の周辺;「女教員会雑誌」に見る「母性主義」)
第2部 脱周辺と解放への道程(戦後教師のデモグラフィー;婦人教員研究協議会の誕生と消滅;教職の女性職化;「女教師問題」から「問題教師」へ;管理職への道)
著者等紹介
河上婦志子[カワカミフジコ]
1947年生まれ。1978年大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。2009年神奈川大学退職。現在、神奈川大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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