内容説明
ジャンルを越えて活躍するふたりのイラストレーターが、交互に絵と文を描いたエッセイ集。お題を決めず、俳優のハゲ頭からスタートした話は、時代を飛び越え、世界を回り、映画に音楽、旅行にファッションと、まったく予想のつかない展開に。イラスト満載、和田・安西ワールドの魅力が存分に詰まった楽しさ溢れる一冊。
目次
安西 ハゲの話
和田 ハゲの話→カツラ→編集長の伝説→取材の話
安西 取材の話→建築家→フランク・ロイド・ライト
和田 フランク・ロイド・ライト→映画の中の建築→ループタイ→アシモフ→カレル・チャペック
安西 カレル・チャペック→ロボット→理科室の人体模型
和田 理科室の人体模型→山口百恵→美空ひばり
安西 美空ひばり→似顔絵→スノードーム→ワールド・トレード・センター
和田 ワールド・トレード・センター→キングコング→初めてのNY→お小遣い
安西 お小遣い→よい子の会→GIキャップとアメリカ兵→英語向きの声→市原悦子
和田 市原悦子→昔観た舞台→来日したシナトラとビートルズ→寺山修司〔ほか〕
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
momogaga
38
安西水丸さんのぺンネーム誕生秘話はおもしろかった。今年読んだエッセイでは、私の評価では1番です。 2014/11/19
★YUKA★
35
安西さんの絵も、和田さんの絵も大好き(*´ω`*) 絵と文を交互に書いていくということで、とても楽しめました。そして、タイトル、「青豆…?」と思ったら、やっぱり!村上春樹!という感じでした★解説も村上さん、凄くお得感のある一冊でした。2015/01/12
aloha0307
32
時代を築いたふたりのイラストレータ🎨安西水丸さんと和田誠さん(お二人とも故人なのだね😢)互いのエッセイと絵をしりとりのように紡いだ🌸 さり気なく、華美がなく、それでいて風情が横溢 アイビーファッションの懐古は楽しかった みゆき族、VAN…😊😊2023/01/21
まっと
25
大好きなイラストレーターお二人によるリレー式のエッセイ。相手のエンディングのテーマを拾って話を拡げ、別テーマにつなげて再び相手に。小気味いいテンポで進み、読んでいて心地いい。そして都度登場する挿絵がまた嬉しい。それにしても話題には事欠かないお二人、サラッとしていてそれでいてクスッとしてしまうような表現の連続にはその巧みさに思わず唸ってしまう。どの逸話も楽しめたが、和田さんのNYでのレストラン「レミ」の話がよかった(そこに登場するウェイトレスさんの振舞いのなんともいいなぁ)。書名は村上春樹の命名。2024/07/07
ツバメマン★こち亀読破中
25
和田誠と安西水丸が交互に絵と文を描いたエッセイ集。エッセイのテーマを尻取りのようにして書かれているのですが、“ハゲ”に始まり“ハゲ”に終わるという…(笑)大物イラストレーターでもハゲネタが好きなんですね!村上春樹の後書きがいかにもで良かった!2017/04/17