内容説明
アメリカ資本主義の特性を如何なるものと捉えれば、この巨大国を体系上適切に位置づけられるか。
目次
1 宇野理論の歴史化(宇野理論の「含蓄」;宇野社会科学論小史;宇野理論究極の効用;解説 段階論を巡る研究会記録;新資料との遭遇;宇野弘蔵と東畑精一;矢内原段階論と宇野段階論;『経済政策論』の成立)
2 発展段階論とアメリカ(ニューディールと「偉大な社会」;レーガン主義の文脈;アメリカ資本主義の投機性;現代世界経済の構図;世界大恐慌の再来?)
3 経済学史断片(ホモ・エコノミクスの探索;スチュアートの国際経済論;シンポジウム報告―バーシェイ『近代日本の社会科学』を巡って;再論「資本主義」)
4 過剰富裕化論の徹底(経済成長論再考;資本主義の自滅―過剰富裕化のツケ)
著者等紹介
馬場宏二[ババヒロジ]
1933年群馬県に生まれる。1957年東京大学経済学部卒業。東京大学大学院社会科学研究科単位取得中退、のち経済学博士、神奈川大学講師・助教授、東京大学助教授・教授をへて1994年大東文化大学教授、2004年同大学退職、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。