イマジナリーな領域―中絶、ポルノグラフィ、セクシュアル・ハラスメント

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  • サイズ A5判/ページ数 345p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784275004116
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C3010

内容説明

現代の法・政治思想では各人のアイデンティティの在り方を含めた「自己決定権」の重要性が声高に主張されているが、「“私”自身は一体何を求めているのか、何者になりたいか」を完全に分かっている人間はいない。文化的・技術的な複雑さがますます増大していく現代社会において、自らの置かれている状況を把握したうえで「自己」決定するという当たり前のことが困難になっている。ポストモダン系フェミニズム法哲学の旗手コーネルが、「中絶」「ポルノグラフィ」「セクシュアル・ハラスメント」の三大テーマに焦点を当てながら、「イマジナリーな領域への権利」保護という視点から、ポスト・リベラルな正義論の可能性を模索する。

目次

第1章 序論―共に生きること:心的空間、そして性的平等への要求(個体化のためのミニマルな条件の平等な保護;法的平等をめぐる競合する諸理論)
第2章 分断された自己とさまよえる子宮(身体的統合性と個体化のための社会的で象徴的な条件;中絶という文脈における投影と予期の意義 ほか)
第3章 ポルノグラフィの誘惑(ポルノグラフィ再定義;ポルノ・シーンを変える ほか)
第4章 セクシュアル・ハラスメント―性的自由と女の欲望の解放(なぜ、ロールズとの同盟か?―ロールズの『政治的リベラリズム』における道理性と客観性;対価型ハラスメントを再定義する ほか)
結論 なぜ法なのか?

著者等紹介

コーネル,ドゥルシラ[コーネル,ドゥルシラ][Cornell,Drucilla]
ラトガース大学教授。法哲学・政治学・女性学

仲正昌樹[ナカマサマサキ]
金沢大学法学部教授。政治思想史・社会哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヒナコ

2
自己尊重としてのイマジナリーな領域の保護という原理から中絶等個別事例を考察する挑戦的で包括的な試み。 コーネル曰く、自己尊重としてのイマジナリーな領域とは、例えば人口妊娠中絶の文脈では女性と胎児—その周りの子宮—の分離という中絶禁止によって侵害される。従って、中絶をオンデマンドで認める法律によって、女性の身体の全体性が、回復されることになる。常に勃起した陰茎=凍結されたファロスとしてポルノを捉え、ポルノの中でファロスを解凍するという議論も、想像的な領域の中でもう一度自分になる可能性として示唆されている。2017/05/31

193::@

1
卒論でお世話になりました2018/10/30

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