出版社内容情報
フードシステムの「距離の拡大」とともに、不安定化する食料供給と安全性のリスクの実態について詳説。
日本の食料、農業問題を多角的・体系的に捉え、平易な表現で解説し、私たちの「食をめぐる環境」とその問題点が把握できる内容で、戦後日本の「食」に関わる変遷が理解できます。
「SDGs」、「TPP」、企業の農業参入、食品表示、食料自給力、エンゲル係数の上昇、卸売市場法の改正(2020年6月21日施行)など、第5版刊行後の新たな動向について、データとともに解説。
日本人一人ひとりがこれからどんなことができるのか、課題を整理し、考えるヒントが満載のテキストです。
※本書は2016年7月発行『食料経済(第5版)-フードシステムからみた食料問題』の改訂第6版です。
内容説明
日本の食料・農業問題を多角的・体系的にまとめ、「SDGs」、「TPP」、企業の農業参入、食品表示、食料自給力、エンゲル係数の上昇、「中食」のさらなる拡大など、新たな動向についてデータとともにわかりやすく解説。
目次
prologue 食料経済で何を学ぶか―食卓からさかのぼってそのフードシステムのしくみをたずねる
1編 “豊かな食卓”を解析すれば(食生活の変遷と特徴;成熟期にきた食の需給)
2編 農場から食卓を結ぶ食料・食品産業(農畜水産物の生産;食品企業の役割と食品製造業の展開;食品流通とマーケティング ほか)
3編 国民食料の安定確保(世界の食料問題;日本の食料政策;食品の安全政策と消費者対応)
epilogue 日本の食料問題を考える―真の豊かさを求めて
著者等紹介
〓橋正郎[タカハシマサオ]
1957年東京大学農学部農業経済学科卒業、東京大学農学部助手、農林水産省農業試験場・研究所各研究室長、日本大学生物資源科学部教授を歴任。専攻、食品経済学、農業経済学
清水みゆき[シミズミユキ]
1992年千葉大学大学院自然科学研究科修了、一橋大学経済研究所助手、文部省(当時)統計数理研究所調査実験解析系講師、日本大学生物資源科学部教授、専攻、農業史、公害史、食料・農業経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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