出版社内容情報
2020年は『日本書紀』編纂からちょうど1300年の年に当たります。
最近では、古代史ブームの高まりから、初代とされる神武天皇以降の「初期天皇」、葛城氏をはじめとする古代豪族など、教科書には載っていない3~5世紀の時代への関心も高まり、その歴史的重要性が見直されつつあります。
本書では、登場人物を中心に『日本書紀』を扱うことで、個々の登場人物の魅力や「その後」、ほんとうに敗者だったのか、その後どのように伝承されていったのか、など、『日本書紀』をより楽しめます。
「日本書紀の基礎知識」「初代神武天皇から41代持統天皇までの歴代天皇」「皇子、女性、豪族など個性豊かな登場人物」という3つの柱で、総計で150人以上の人物を収録。
関連図版・地図も挿入し、ふだん古代史に触れていない方にもおすすめです。
目次
プロローグ 『日本書紀』の基礎知識
第1部 古代天皇で知る『日本書紀』のあらすじ(初代天皇の即位とヤマト王権の誕生;全国に拡大するヤマト王権;東アジア動乱と国政改革の萌芽;「日本」誕生への道)
第2部 『日本書紀』を彩る古代人物群像(ヤマト王権を動かした影の主役;まつりごとに携わった后妃・皇女;表舞台から消えた皇位継承候補;古代史を揺るがした戦乱・政変の敗者;古代日本に影響を与えた官僚・学者・軍人;東アジアと日本を結んだ王侯と賢者;謎に包まれた神々と人物の伝説)
著者等紹介
古川順弘[フルカワノブヒロ]
1970年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。宗教・歴史分野をメインとする編集者・ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mazda
栗きんとん
めぐみこ
竜玄葉潤
yo_c1973111