目次
誇張された「片恋」―「闇桜」研究ノート
一葉文学の転機―「雪の日」「琴の音」「花ごもり」
『大つごもり』論
『典拠』と『借用』―水揚げ・出奔・『孤児』物語
「にごりえ」にわたる「丸木橋」
救済の陰画―供犠としての「にごりえ」
声というメディア―『にごりえ』論の前提のために
「十三夜」覚書
一葉と翻訳―『十三夜』の運命
「わかれ道」論―お京の言説をめぐって
出会わない言葉の別れ―「わかれ道」を読む
夢と現と―一葉小説における「夢」の考察
樋口一葉の世界―女の『操』と『不機嫌な夫』をめぐって
鏡花の中の一葉―「薄紅梅」を中心として
一葉の周辺―「深山木」「花かご」「佐藤観元」
夕暮の一葉