出版社内容情報
“アジア初の国際ドキュメンタリー映画祭”として知られる〈ヤマガタ〉。その「熱」の秘密を、臨場感とユーモアにとむ筆致で綴る。
“アジア初の国際ドキュメンタリー映画祭”として1989年から隔年開催されてきた〈ヤマガタ〉。同映画祭に通訳として初回から参加しつづけている著者が、ヤマガタのはらむ「熱」の秘密を、臨場感とユーモアにとむ筆致で綴る。崔洋一監督推薦!
山形国際ドキュメンタリー映画祭2013
2013年10月10日(木)~17日(木)開催!
【著者紹介】
1954年生まれ。通訳者。慶応義塾大学文学部に在籍中、交換留学生としてカナダ、ビクトリア大学で1年間学んだ縁で、その後20年以上バンクーバーに暮らす。サイモンフレーザー大学生涯教育学部・通訳者養成講座や日米会話学院通訳者養成プログラムでの講師を務める。字幕翻訳も手がける。
内容説明
1989年に「アジア初の国際ドキュメンタリー映画祭」として始まって以来、映写機のように放熱しつつ、味わい深い人々を惹きつける強力な磁場であるヤマガタの魅力を、たっぷりと綴る。
目次
第1章 ヤマガタという磁場(この祭りはこんなふうにできている;ヤマガタまでの人生;映画祭の通訳;ヤマガタに集う人々)
第2章 ヤマガタの仲間(監督篇1 気遣いの人―一番古い友達:小林茂監督;監督篇2 伝えずにおくものか―一番新しい友達:早川由美子監督、土井敏邦監督 ほか)
第3章 映画を選ぶということ(悲しい脳は非常灯で辞書を読む;インターネットがない時代の下調べ;照明弾が落ちるそばで、子を抱き静かに子守歌を歌う女―『カネサタケ、抵抗の270年』 ほか)
第4章 祝祭と喧々囂々(祝祭に差した影―一九九三年「世界先住民映像祭」;二〇年後に思うこと―『黒い収穫』をめぐって ほか)
第5章 作品をめぐる対話(すべての人の物語―ヘルマン・クラル監督と『不在の心象』;カメラの暴力と窃視性―森達也監督、安岡卓治プロデューサーと『311』 ほか)
著者等紹介
山之内悦子[ヤマノウチエツコ]
1954年愛媛県生まれ。英語通訳者。山形国際ドキュメンタリー映画祭には初回以来、毎回通訳者として参加。映画のほかに、少数者問題、文学、演劇、精神医学、心理学などの分野での通訳に関心がある。慶應義塾大学文学部在籍中のカナダ留学が縁で、25年以上バンクーバーに暮らす。アジア系移住者として関わった人権問題や先住民運動について理論的にも学ぶべく、ブリティッシュコロンビア大学大学院で教育社会学を勉強する。同修士課程修了。サイモンフレーザー大学や日米会話学院で、通訳者養成プログラムの講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
garth
ズバリ
hiratax
onepei
マルチェロ