出版社内容情報
空に憧れ飛行兵への道を選んだ若者たちは、なぜ、どのように、誰の命令で「必死」の任務、特攻隊員となったのか。筑波山を仰ぐ茨城県霞ヶ浦湖畔や北浦・鹿島灘を望む地で、厳しい訓練に励んだ予科練生・飛行予備学生たち。訓練の地での食事や外出など、日々の生活から彼らの原風景を探り、特攻隊賛美の風潮が高まる今日、その歴史を問い直す。
内容説明
空への憧れから飛行兵の道を選んだ若者たちは、なぜ、どのように、誰の命令で特攻隊員となったのか。茨城県の霞ヶ浦や鹿島灘での厳しい訓練と、食事や外出などの生活から特攻隊の原風景を探り、その歴史を問い直す。
目次
特攻隊の原風景―プロローグ
霞ヶ浦のほとりで(予科練生の原風景;描かれる予科練;予科練特攻隊の原風景)
筑波山を仰いで(「筑波隊」の原風景;もう一つの「筑波隊」;筑波山と特攻隊)
北浦湖畔で(陸軍最初の体当たり部隊;万朶隊誕生;万朶隊以後)
鹿島灘に向かって(人間爆弾「桜花」の原風景;眼に映る桜花)
特攻隊の現風景―エピローグ
著者等紹介
伊藤純郎[イトウジュンロウ]
1957年、長野県に生まれる。1981年、筑波大学第一群人文学類卒業。現在、筑波大学人文社会系歴史・人類学専攻長・教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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