目次
第1章 膨張を続ける世界の金融市場
第2章 世界経済はバブルの上にバブルを積み重ねている
第3章 過去のバブルから学ぶ
第4章 ないがしろにされるマーケット機能
第5章 金融バブルは大崩落の途に
第6章 インフレは、もうはじまっている
第7章 世界経済は大荒れに向かう
第8章 アクティブ運用が大復活する
第9章 バリュー投資は死んだのか
著者等紹介
澤上篤人[サワカミアツト]
さわかみ投信取締役会長。1947年、愛知県名古屋市生まれ。1973年、ジュネーブ大学付属国際問題研究所国際経済学修士課程履習。ピクテジャパン(現・ピクテ投信)代表取締役を経て、1996年にさわかみ投資顧問(現・さわかみ投信)を設立。1999年に、日本初の独立系ファンド「さわかみファンド」の運用をはじめる
草刈貴弘[クサカリタカヒロ]
さわかみ投信取締役最高投資責任者兼ファンドマネージャー。東洋大学工学部建築学科卒業。舞台役者、SBIフィナンシャルショップを経て、2008年10月にさわかみ投信に入社。2010年4月に運用調査部に異動。2013年1月より最高投資責任者兼ファンドマネージャー、2015年6月、取締役に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のり
6
微妙。ノストラダムス論法とでも呼べば良いのだろうか。バブルが崩壊すれば、そら言った通りになった!崩壊しなければ、いずれ必ず崩壊する!どっちに転んでもどうとでもなる本。約300ページあるが同じことの繰り返しで、300ページもいらない。バブルが崩壊後も人々の生活は止まらないという観点から、生活者投資家という種類を提言し、安く買って高く売る方法が書かれている。生活からなくならない企業を応援するということで、売り買いする方法をこの本では長期投資と呼んでいるが、それは長期投資と言えるのか疑問である。2021/07/04
みやちゃん
2
うーん、何か違う。という読後感。 バブル、異常な金融情勢という事には同意。だからといって、今の状況を否定できない(相場は事実を語るしかない)。 誰にも先のことはわからないから、わかるように述べることは無理がある(先の読めないことに、売買のタイミングを語ることは無理がある)。 だから長期投資だと思うし、借金せずに、損失を耐えられる範囲で投資する。 テレビで見る澤上さんは、自信満々、やや傲慢にも見えるが、この本を読んで、そうだろうなと感じた。2021/10/21
クマ
2
お金刷りすぎ、株主のせいで企業が短期的な利益追求しすぎ、年金機構ゴミ、などなどの要因で金融崩壊。 そのときに真価を発揮するのがバリュー投資。 300ページあって情報得られたのはこれだけ。俺が悪いのか2021/06/08
A.Sakurai
2
コロナ禍の中の株高はやっぱり変だよな、と思っていたところへ澤上さんの本が目に入った。要するに財政破綻論なのだが、リフレ派の金融政策、インデックス投資、機関投資家の短期資金運用、財政規律の低下など危険性を挙げ、最終的に長期投資がいいぞと説得する、さわかみ節になっている。現状の株式相場はバブルと断じて、金融混乱とハイパーインフレを予測しているが、きっかけは国債暴落の確率が高いと考えているようだ。でも、日本は財政ファイナンス状態になっているのにインフレは来ていない。バブル崩壊があるとしても別のメカニズムだろう。2021/02/07
きよりん
1
これから株価が下がると思って読みました。2024/06/05