ドイツ文学研究史

ドイツ文学研究史

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 333,/高さ 20X15cm
  • 商品コード 9784272600281
  • NDC分類 940
  • Cコード C3098

内容説明

ドイツ文芸学の成立と発展の歴史を「いくつかの断面に輪切り」にすることによって、著者に比較文学研究史の立場から、文学研究の自己理解、文学概念、時代区分、国民文学と世界文学などのアクチュアルな諸問題に、当時の東ドイツの文芸学からは想像もできない大胆さで切り込んでいる。文学研究の方法的原理構築の試み。

目次

第1章 文芸学の自己理解(国民的フィロロジーの状況と学者の社会的威信;ゲルマン学者と作家。文芸学と同時代の文学との関係;大学のゲルマン学と文学理論的思考の展開)
第2章 文学史記述における文学の概念(ヴォルフガング・メンツェルとローベルト・プルッツ;価値カテゴリーによる文学概念の再構築と通俗文学の線引き;文学の歴史か詩文芸の歴史か?)
第3章 ドイツ古典主義とロマン主義。カノンの形成(青年ドイツ派の「芸術時代」批判;大学の文学史記述論争におけるカノンの形成;ドイツ精神史による古典主義の見方)
第4章 時代区分。様式(文学史記述の歴史における時代区分の問題;様式概念の広がり。様式による時代区分?)
第5章 国民文学と世界文学(フィロロジーのアンビバレントな発端と文芸学;ゲルマン学と比較文学研究)
補論 東ドイツ文芸学の歴史について

最近チェックした商品