出版社内容情報
コンゴの紛争で組織的レイプに遭った女性たちを治療するムクウェゲ医師。心身を回復し、社会の構造や矛盾を理解し立ち向かう意思と力を身につけるサバイバーの姿に学び、司法制度や男性性の問題も含め、性差別克服を探究する。
[目次]
はじめに
1 母の勇気
2 女性の健康危機
3 危機と回復する力
4 痛みと力
5 彼の言葉から
6 声をあげる
7 正義を求めるたたかい
8 認識と記憶
9 男性と男らしさ
10 リーダーシップ
おわりに
謝辞
訳者あとがき
内容説明
2018年ノーベル平和賞、ヤジディ教徒のサバイバー、ナディア・ムラド氏と共同受賞。性暴力、性差別と闘うデニ・ムクウェゲ医師の実践記。
目次
1 母の勇気
2 女性の健康危機
3 危機と回復する力
4 痛みと力
5 元兵士の言葉から
6 声を上げる
7 正義を求める闘い
8 認識と記憶
9 男性とマスキュリニティ
10 リーダーシップ
著者等紹介
ムクウェゲ,デニ[ムクウェゲ,デニ] [Mukwege,Denis]
1955年、ベルギー領コンゴで生まれる。幼少期から青年期にかけて、人種的偏見や、独裁政権下のコンゴ民主共和国の経済的腐敗や道義的退廃を目の当たりにする。現在は著名な婦人科外科医であり、レイプ被害治療の第一人者として知られ、治癒へのホリスティックなアプローチは世界中のとりくみに影響を与えている。2014年、バラク・オバマ米大統領からホワイトハウスに招待され、ヨーロッパでは権威あるサハロフ賞を受賞し、初めて社会的に大きな評価を得る。2018年、ヤジディ教徒の人権活動家であり性暴力サバイバーのナディア・ムラド氏とともにノーベル平和賞を受賞
中村みずき[ナカムラミズキ]
脱軍事化、脱植民地化、それらをめざす人々とコミュニティ、国際連帯などをテーマに翻訳・通訳、執筆をおこなう
米川正子[ヨネカワマサコ]
神戸女学院大学卒業、南アフリカ・ケープタウン大学大学院で修士号取得(国際関係)。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)職員としてルワンダ、ケニア、ジュネーブなどで勤務。コンゴ民主共和国ゴマUNHCR元所長。宇都宮大学や立教大学などで特任准教授を経て、現在、明治学院大学国際平和研究所研究員、NPO法人RITA‐Congo共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takako
tmh/ケンミ
young
田楽