出版社内容情報
米国の各書評で絶賛! 数学の働きや数学的思考を、料理のレシピなど日常生活の身近な例を豊富にあげて、わかりやすく解説。
YouTubeの数学レクチャーで人気の数学研究者が、料理のレシピをはじめ、
日常生活から身近な例を豊富にあげて数学の働き、数学的思考をわかりやすく解説。
特に、現在注目されている圏論に重点を置き、数学の面白さを実証する。
内容説明
お菓子作りから圏論まで。「世界から数学嫌いをなくすこと」を使命とする、YouTubeで人気の数学者による数学的思考のレクチャー。
目次
第1部 数学(数学とは何か;抽象化;法則;プロセス;一般化;内的か外的か;公理化;数学とは何か)
第2部 圏論(圏論とは何か;コンテキスト;関係;構造;同じであること;普遍性;圏論とは何か)
著者等紹介
チェン,ユージニア[チェン,ユージニア] [Cheng,Eugenia]
英国シェフィールド大学で純粋数学の上級講師(シニア・レクチャラー)を務める。ケンブリッジ大学を卒業後、ケンブリッジ、シカゴ、ニース大学で研究員。2007年からYouTubeでレクチャーを発表。ピアニストでもある
上原ゆうこ[ウエハラユウコ]
神戸大学農学部卒業。農業関係の研究員を経て翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
浦井
9
理解できたことの方が少ない。でも今やっている高校数学の奥深くにある世界を少し見られた。たまには全然わからない本も読んでいきたい。地道に歩いていくのも大切だが、遠くの景色を見るのも必要。2016/08/19
天婦羅★三杯酢
2
「数学は、複雑なものを簡単にするためにある」というコンセプトを貫いている。だからこそ、シンプルな話の筈なのに、全く判らなくもなる。基本的には、料理のレシピとのアナロジーで数学を説明しようとしていて、ある程度は上手くいっている感じ。自分の感覚だと、300Pくらいまではなんとかついて行けた。だけど、本人の本業である「圏論」の真髄に関する、ラスト30Pは、初見では判らずじまいであった。2019/03/07
vonnel_g
1
数学とお菓子のレシピの本(本当)。最後の章を除いた全ての冒頭にレシピが掲載されていて、そこから導き出される数学のお話、その例えの巧みさに感動する。数学者はとても頭のいい人がなる職業にちがいない。最後の圏論を除けば中学生が学ぶぐらいのごくごく初歩の数学のことを中心に取り上げているので、数学と聞いて怯むような人こそ手に取るべき。芽キャベツ2キロ…。2017/09/21
river125
1
圏論を噛み砕いて紹介する本(のはず)。圏論の理解が自分の(関数型)プログラミング活動に新境地をもたらすんじゃないかと、いろんな本にチャレンジしては挫折してきたが、本書は…。やはり難しかった。■人はいろんな段階(代数、微積分、圏論)で抽象化の限界に達するが、著者はまだ限界を経験したことが無いと言う。しかし頭から脳みそが飛び出しそうな思いをしながら壁を乗り越えてきたそうだ。私もまだ諦めないでおこう。■原書は英と米とでタイトルが違う。英がCakes, Custard, and Category Theory……2016/12/23
neugierde
1
数学ってなにしてんの?なんの役にたつの?って話。2016/05/30