内容説明
新世紀の平和を展望する待望の戦争論!先駆的意義をもつ日本の憲法第九条。その完全実施が実現できれば、世界史上初めて、常備軍をもたない近代民主国家を誕生させることができる。世紀の転換点にたち、戦争廃止への道筋を説いた力作。
目次
1 21世紀を「平和の世紀」に―戦争違法化から戦争廃止へ
2 憲法九条の意義と対決の発展
3 安保廃棄と日本経済についての問題提起
4 21世紀のアジアと日本の進路を展望する―政治・経済・国際関係の民主的改革をめざして
5 21世紀を迎える国際情勢と労働・社会運動
著者等紹介
上田耕一郎[ウエダコウイチロウ]
1927年生まれ。東京大学政経学部卒。日本共産党中央委員会幹部会副委員長。元参議院議員。主な著作に『マルクス主義と現代イデオロギー』。『先進国革命の理論』。『現代世界と社会主義』。『第3の危機』(以上、大月書店)。『安保・沖縄問題と集団的自衛権』。『新ガイドラインと米世界戦略』。『変革の世紀』(以上、新日本出版社)。『国会議員』(平凡社)他多数
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