内容説明
本書は、身近な日々のニュースや経済のしくみに焦点を当て、それらがよく理解できるように、必要とされる金融や経済の基礎知識を再構成して、提供している。さらに、そうした基礎知識を「死んだ知識」に閉じこめないで、「生きた知識」として躍動させ、現代的な経済問題を自主的に分析できるように、ビッグバン・円高・株式・投資信託・Ｍ＆Ａ・財政赤字・デリバティブ・グローバル経済などの事例を解明し、問題分析の主なサンプルを提供している。
目次
プロローグ―金融ビジネス最前線
１ 現代の金融経済システム（金融のプレーヤーとマネー；社会のマネーを管理する銀行；多様化し、膨張しつづける証券市場；サイバー空間・金融市場を読み解く；グローバル経済のフレームワーク）
２ 現代日本の金融経済分析（欧米の先進的金融行政から学ぶ；歴史的な大転換・金融ビッグバンのゆくえ；競走相手は国家―Ｍ＆Ａで誕生するガリバー；財政赤字に抱えられた国；国債累積のインパクト；円とドル―グローバリズムの経済学）
エピローグ―２１世紀・ゆとり社会のセーフティネット
