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ランダムハウス講談社文庫
ヴェネツィアの悪魔〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 393p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784270101254
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

水の都ヴェネツィア。10年前に殺害された美貌のバイオリニストの墓から、遺体とともに埋葬されたガルネリのバイオリンが盗まれるという事件が起こった。それから3ヵ月後。ヴェネツィアの骨董商スカッキの館に、夏の間だけ資料整理のアルバイトとしてやってきたイギリスの青年ダニエルは、館の地下で古い作曲者不詳の楽譜を発見する。消えたガルネリと楽譜にまつわる謎が、ダニエルを18世紀に起こった悲劇へと誘う…。歴史と音楽が紡ぐ幻想的なミステリ。

著者等紹介

ヒューソン,デヴィッド[ヒューソン,デヴィッド][Hewson,David]
1953年、イギリスのヨークシャー生まれ。デビュー作のSemana Santa(1996年刊)でW・H・スミス賞新人賞を受賞して以来、イギリスでは9作の長篇を出している人気作家。25歳のときに「タイムズ」紙の記者として働きはじめ、その後、フルタイムの作家に転身。ケント在住。目下、執筆のリサーチのためにイタリアとイギリスを頻繁に往復する生活を送っている

山本やよい[ヤマモトヤヨイ]
同志社大学文学部英文科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

RIN

9
『聖なる比率』で出会ったヒューソンを遡って本作。現在と18世紀を行ったり来たりの構成が目まぐるしくも、相似形を成す二つの時代の二つの事件と登場人物たち。ゴンドラを操る陽気なベネチアのイメージが、中世からの秘密を隠し持った魔都にも思えてくる。これはめちゃくちゃ面白い。展開が気になって、途中で止めると夢に出てきそうだ。ビバルディが司祭を務めるピエリ教会とか映像で見たい。でもこれは映画ではなくドラマ向きかも。下巻も楽しみ。2011/10/10

星落秋風五丈原

7
ヴィヴァルディのいた時代と原題のヴェネツィアが交互に舞台となってやがて一つの綱で結ばれていく。イタリアに憧れを抱いてきたイギリス人の20歳の若者が、いわくありげな人たちに影響されて想いもかけない犯罪に手を染めてしまう。確かに章を分け過ぎかも。もう少しそれぞれの時間をじっくりと描いて欲しかった。2013/10/01

Richard Thornburg

7
感想:★★  ヴェネツィアを舞台にして現在と18世紀の話が交互に出てきます。 ・・・が、章を細かく分け過ぎて場面が頻繁に変わるのでイマイチ話に入り込めないです。 雰囲気はいいのに残念なスタートかな???  あと、話の展開は遅いです。 上巻では伏線張りだけなのかな???  冒頭で起こった事件につながる話は、上巻の中盤になってからゆっくりと動き始めるかな~といった感じです。 何か起きたところで上巻終了(笑) 下巻に期待します。2013/04/04

無友

4
ヴェネチアの街と時間を船で移動する気分です。上巻は下巻に繋げる前菜のような物かなと思いました。2009/12/16

旅猫

3
面白いなぁ。作品に描かれるヴェネツィアの街並、謎めいた楽譜に、淡い恋。さて、下巻でどう展開してゆくのでしょうか。2011/02/16

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