内容説明
21世紀を導く思想はどこにあるのか?日本人の深奥にある原初的宗教意識とは何か?グローバル化する世界の中で「和魂洋才」の発想は通用するのか?比較宗教学や宗教社会学を援用しながら日本人の宗教意識を浮き上がらせるのと同時に、真の「啓示」に基づいた「日本の神学」の構築を目指した意欲的論考。
目次
1 日本人の無宗教(二つの無宗教論;宗教の行方)
2 日本人の選択基準(思惟方法;受容と排除)
3 日本人の無意識(「甘え」と日本人;分析心理学からみた日本人)
4 日本的キリスト教(和製キリスト教;国家至上主義と教会)
5 日本の神学(歴史的考察;方法論の問題;残された課題)
著者等紹介
佐々木勝彦[ササキカツヒコ]
東北学院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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