阪大英文学会叢書
「依存」する英米文学

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  • サイズ A5判/ページ数 238p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784269750296
  • NDC分類 930.4
  • Cコード C3098

内容説明

薬物依存から人間関係全般に至る幅広い概念である「依存」。依存・共依存・脱依存の視点から英米文学と「依存」の関わりを自由闊達に論じたフロンティア研究論考集。

目次

1 依存(狙われた女たち―女中の依存と誘惑をめぐる文化的コンテクスト;ファニー・プライス―家父長制社会における養女のパラドックス;美へのオブセッションと空想―ホプキンズとパルナシアン ほか)
2 共依存(ギルバート・イムレイとの関係に見るメアリ・ウルストンクラフトの恋愛依存;少女の涙―禁酒小説における「共依存」とセクシュアリティ;友情、嫉妬、自己嫌悪―「うちにユダヤ人がいます」における屈折した共依存関係)
3 脱依存(「依存」を越えて―自立する「家庭の天使」ルーシー・スノウ;自制・パッション・パラドクス―ディムズデイルの(非)主体化
旧秩序への依存とそこからの離脱―ポストコロニアリズムと『ビリー・バッド』)

著者等紹介

森岡裕一[モリオカユウイチ]
1950年生まれ、大阪大学大学院文学研究科教授。大阪外国語大学卒、大阪大学大学院文学研究科博士前期課程修了、博士(文学)

堀恵子[ホリケイコ]
大阪教育大学大学院教育学研究科・教育学部教授。大阪大学卒、ニューハンプシャー大学留学、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学、文学修士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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