意味することのもどかしさ―シェイクスピアにおける言語と人間的行為の研究

意味することのもどかしさ―シェイクスピアにおける言語と人間的行為の研究

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  • サイズ A5判/ページ数 350p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784269721234
  • NDC分類 932
  • Cコード C3098

内容説明

シェイクスピアの言葉の世界を縦横無尽に駆けめぐり、意味することと人間的行為の本質に迫る、精緻な読みに基づく珠玉の演劇論。

目次

エアロンの花―『タイタス・アンドロニカス』における人間的行為の変貌
逆らう言葉―『リチャード二世』におけるレトリックと意味
真実を越えて―『アントニーとクレオパトラ』における動作主名詞と誇張の用法
墓を汚す奴隷―『終わりよければすべてよし』における言語のテーマ
狼烏の子羊―『ロミオとジュリエット』における複合語の使用について
呼びかけの危うさ―『冬物語』における呼格の用法
牢獄としての世界そして囚人の夢―『あらし』における監禁の意識
言葉のスペクタクル―『ヘンリー五世』における演劇的遠近法
盗人たちの倫理―『尺には尺を』における言葉のいかがわしさ
帽子の脱ぎ方―『コリオレイナス』における政治的言説と行為〔ほか〕

著者等紹介

村井和彦[ムライカズヒコ]
1954年大阪府生まれ。神戸大学文学部卒業。大阪大学大学院文学研究科後期課程単位取得退学。高知大学人文学部教授を経て、九州大学大学院人文科学研究院教授。博士(文学)(大阪大学)。2011年10月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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viola

3
著者の死後に出版されることになってしまった、博士論文を基にした主にシェイクスピア作品16作品を扱った論文集。シェイクスピアの単語に着目し、言語学解釈が多め。専門書でも専門性が高いタイプの本なので、シェイクスピアが専門でも、まるっきり研究方法が逆な身としては付いていくのがなかなか大変でした。それでもこういうアプローチ法もあるのかと知るのも勉強の一つ。2013/01/17

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