くらやみこわいよ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 1冊(ペ/高さ 27cm
  • 商品コード 9784265850419
  • NDC分類 E
  • Cコード C8798

出版社内容情報

ラズロは、くらやみが こわい。いえのなかに すむ くらやみは、「みせたいものが あるんだ」と、ラズロによびかけた…。

ラズロは、暗闇を怖がる男の子。ラズロの家に住む暗闇は、ほとんどの時間を地下室で過ごし、ラズロの部屋を訪れることはなかった……その日までは。ある日、暗闇が「見せたいものがある」とラズロに話しかけてきたのだ。勇敢にもラズロは、その声に導かれるまま地下室へ……。
映画化された『世にも不幸せな物語』のレモニー・スニケットと、2012年MOE絵本屋さん大賞2位『どこいったん』のジョン・クラッセンが組んだ絵本に、『うきわねこ』作者の詩人・蜂飼耳が訳を付けた絵本。

【著者紹介】
【レモニー・スニケット・作】 1970年、アメリカ・サンフランシスコ生まれ。『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』として映画化もされた「世にも不幸なできごと」シリーズ(草思社)がある。

内容説明

くらやみがこわいおとこのこ、ラズロ。でも、くらやみのほうは、ラズロをこわがってはいないんだ。くらやみがいつもいるのは、ラズロのいえのちかしつ。あるばん、くらやみはラズロのへやへ。そしてラズロはちかしつへ…。くらやみをこわがらなくなった、あるおとこのこのおはなし。

著者等紹介

スニケット,レモニー[スニケット,レモニー] [Snicket,Lemony]
『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』として映画化された「世にも不幸なできごと」シリーズ(草思社)の語り手(著者)として知られ、“13 Words”“All the Wrong Questions”シリーズなどの児童向けの本を執筆している

クラッセン,ジョン[クラッセン,ジョン] [Klassen,Jon]
1981年カナダ生まれ、アメリカ・ロサンゼルス在住。絵本作家、装丁家として活躍。『ちがうねん』(コールデコット賞、クレヨンハウス)などの作品がある

蜂飼耳[ハチカイミミ]
1974年神奈川県生まれ。詩集に『いまにもうるおっていく陣地』(紫陽社/第5回中原中也賞)『食うものは食われる夜』(思潮社/第56回芸術選奨文部科学大臣新人賞)など、絵本に『うきわねこ』(絵・牧野千穂、ブロンズ新社/第59回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

69
【くらやみ】はいつもラズロの家の地下室にいます。ある晩、「彼」(?)はラズロの部屋を訪ね、地下室に招待します。ラズロは初めて夜の地下室に足を踏み入れます。くらやみを生きている存在として描いたレモニー・スニケットさんは『世にも不幸なできごと』シリーズが代表作の作家。絵は、『どこいったん』『ちがうねん』のジョン・クラッセンさん。子どもの頃読んだ怪談の影響か、恥ずかしながら僕はいまでも暗闇が苦手。でも、光と影が表裏であるように、暗闇はどこにも潜んでいます。暗闇を友達にできれば、恐怖心はだいぶ克服できますよね。2014/10/18

tokotoko

65
★アメリカ★この男の子。名前はラズロ。くらやみはこわいけれど、一緒に住んでいます。だから毎朝、「おはよう、くらやみさん」って、あいさつもする。けど近づいてほしくはない。ある夜、くらやみの声がした!「ラズロ」って言ってる。・・・何だろう?表紙をめくるといきなりくらやみ(真っ黒なページ)。どんどんめくると、ラズロと目線が揃う。ラズロもくらやみもね、真面目!だから、「くらやみ説明書」みたいなこの本、私も真剣に読んだ。おかげで、くらやみに詳しくなれた。けど、くらやみが名前を呼んでくれても、多分行かないです。2015/03/26

kimi

53
この絵本好きです。2016/03/15

キジネコ

47
夢読みの僕が影と引きはがされる村上春樹さんの「世界の終わり~」を妄想の片隅で思い出しながら、少年と「くらやみ」の物語を眺めました。感情の不可思議は影の様に私達と一対なのだと多くの作家が「暗闇・影」をモチーフに語り掛けてきます。アンデルセン然り、ブッツアーテイ然り、そして老子さんも又その内なる様々な感情の事を「心の影だ」と後続の昏迷を歩く少年の私達に語ります。怖れれば怖れが、愛すれば愛が。陰影に縁取りされた世界に生きているからこそ私たちの生を楽しむ此処が美しいのだと物語は教えます。くらやみを愛せますか?と。2017/12/18

鷺@みんさー

40
個人的に好きなシリーズ「世にも不幸なできごと」のレモニー・スニケットと、読友さんで話題の「どこいったん」シリーズのジョン・クラッセンのタッグ。地下室もあるくらい大きくて古い家。くらやみはいつもそばにある。でもある日、くらやみが怖くなくなった男の子の話。絵はユーモラスで、ちょっと怖くて、でも可愛らしい。アクセル・ハッケ&ミヒャエル・ゾーヴァの「ちいさなちいさな王さま」とかが好きな人にオススメ。2017/12/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6511549
  • ご注意事項

最近チェックした商品