おはなしトントン おねえちゃんって、すっごくもやもや！

いとう みく【作】/つじむら あゆこ【絵】

岩崎書店（2019/11発売）

• サイズ A5判／ページ数 72p／高さ 22cm
• 商品コード 9784265074143
• NDC分類 K913
• Cコード C8393

出版社内容情報

怪獣みたいなナッちゃんはココの妹。
お人形はふりまわすし、病院では走り回るし。
今日も熱々のグラタンをさわろうとするから、ココが止めてあげた。

このごろ、ナッちゃんは何だか様子が変。
お絵描きを「見せて」言ったら「だめ！」って言うし、「何拾ったの？」って聞いたら「ナイショ！」って言うし。
ココが腹を立てたら、お母さんはナッちゃんをかばう。

「もう、なんなの！？ もやもやするーっ！！」
私は仲間はずれみたい。もうすぐ私の誕生日だっていうのに…何だか気持ちがもやもやする！

おねえちゃんの気持ちに寄り添い、リアルに描きだす「おねえちゃんって、」シリーズ。
『おねえちゃんって、もうたいへん！』『おねえちゃんって、ほーんとつらい！』『おねえちゃんって、いっつもがまん？』『おねえちゃんって、まいにちはらはら！』に続くシリーズ５作目。
おねえちゃんが一歩一歩成長していく姿を丁寧に追います。

内容説明

ココのいもうとナッちゃんは、走りまわるし、おもちゃをふりまわすし、まるでかいじゅう！このごろ、ナッちゃんがココにいじわるしてくる。でも、おかあさんはナッちゃんのみかたをしてばかり。もうすぐココのたんじょうびなのに…もやもやっ！おねえちゃんの気持ちによりそって、その成長していく姿を追う。

著者等紹介

いとうみく［イトウミク］
神奈川県生まれ。『糸子の体重計』（童心社）で第４６回日本児童文学者協会新人賞、『空へ』（小峰書店）で第３９回日本児童文芸家協会賞を受賞。著書多数。「季節風」同人

つじむらあゆこ［ツジムラアユコ］
香川県生まれ。武蔵野美術大学造形学部日本画学科卒業。こどもの本の仕事を中心に活躍（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[☆よいこ]

児童書。もし妹がいたら絵本を読んであげて一緒にお人形遊びをして仲良くできると想像していたココだけど、現実は甘くなかったw。新しい妹は静かに座って本を見ないし、人形の髪を持って振り回す怪獣だった。もうすぐ7歳の誕生日だというのに、妹のナッちゃんが何だか冷たい。描いている絵を見せてくれないし何でも「ナイショ」と隠してしまう。ココはだんだんと寂しくなる▽ハピエン。等身大なかんじがいい。

2023/04/25

[ほんわか・かめ]

妹はお姉ちゃんに描いた絵を見せてくれない。そのことを友だちに相談すると、その友だちも自分のお姉ちゃんには見せたくないと言う。だって、下手だって笑われるから。突然姉妹になってしまったステップファミリーの姉の立場と妹の立場。度々もやもやに襲われるけど、その度に両親がちゃんと愛を伝えてくれるので沁みる。

2023/01/01

[ぷりん💙 また戻ってきました！]

前の垢でも書きました！ お姉ちゃんだから気持ちがわかる、、、 それだけがめっちゃ言いたい… このシリーズが大好きです😊

2023/03/15

[遠い日]

「おねえちゃん」シリーズ５。いつも大変なおねえちゃんのココちゃん。大きな妹のナッちゃんに、振り回される毎日。でも、ココちゃんとなっちゃんのバランス、絶妙にいい感じになってきました。血はつながらなくても、家族で姉妹。ココちゃん、えらい！がんばってる！

2019/12/24

[麻ノ葉]

次女用に貸出。プレゼントに気づけないのはこの年齢だと仕方ないかー。 いとうさんのこのシリーズ、妹の立場で読むのはまだ次女には難しいかもしれないが、分からないなりに自主的にページをめくっている。 ココちゃんの気付きが毎度素敵。

2020/01/12