出版社内容情報
伝説のエクスカリバーの釘により不思議な力が宿った可乃子。魔女と噂の教頭先生から助言を受け、選ばれし勇者として「おまけの妹」の汚名を返上し晴彦と世界を救えるのか?
運動会後の校庭で、どうしても抜けないペグ「伝説のエクスカリバー」を引き抜いた可乃子のことを、晴彦は「選ばれし勇者」と称える。記念に持ち帰った釘を掌に押し付けていたら跡がつき、スイッチの役目を果たす不思議な力が宿った。何でもできる優秀な姉に劣等感を抱いていた可乃子は、おまけの妹の汚名を返上すべく、勇者として、世界の危機を救うことを心に誓う。そんな中、晴彦によるなす泥棒の騒動が起こり…。学校のことならすべてお見通しの魔女、と噂の教頭先生から助言をもらい、晴彦の主張に自分の勝手な思い込みを省みながら、可乃子は、自分なりに考えた世界の危機を救おうと決心するが……。自信がないときも勇気をもらえる物語。
内容説明
「おまけの妹」なんかじゃない、勇者になりたいあたしは、エクスカリバーボタンの不思議な力を手に入れ、世界の危機を待っていた。あたしの都合にあわせた、ちょうどいいくらいのサイズの危機を…!
著者等紹介
荒木せいお[アラキセイオ]
1958年生まれ、新潟県出身。埼玉大学教育学部卒業後、東京都の特別支援学校、小学校の教員となる。1985年、評論「主体と状況」で第7回「日本児童文学」創作コンクール入選。「サークル・拓」所属。日本児童文学者協会理事。『日本児童文学』編集委員
イシヤマアズサ[イシヤマアズサ]
イラストレーター、漫画家。コミックエッセイや絵本、書籍の装画などで、暮らしを描いている。『真夜中ごはん』で第4回料理レシピ本大賞コミック賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。