出版社内容情報
戦後80年、元日本兵の子や孫がようやく語り始めたことがある。戦争トラウマだ。過酷で悲惨な戦場を経験した元兵士の多くが心を壊した。悪夢、酒浸り、家族への暴力……壊れた心が子や孫の心もむしばんでいく負の連鎖。隠された戦争の実相に迫る。【目次】序 章 少年兵は幽霊になった第1章 沖縄とベトナムが壊した人生第2章 トラウマの歴史と社会への影響第3章 父が家に持ち帰った心の傷第4章 第3世代が語る「戦争体験」第5章 何世代にもわたる負の連鎖第6章 市民が見た沖縄、原爆、大空襲第7章 日本軍が外国で残した爪痕
内容説明
父が死に、兄と何度もバンザイした。「あの人おらんから、ご飯食えるな。寝られるな」しかし、葬式で親戚から思いも寄らない話を聞いた。「戦争行くまでは、ええ人だったが」「ヒロポン中毒か何なのか、おかしくなった」会う人、会う人が、知らない父の姿を語った。戦後日本に現れた復員兵と家族の悲劇とは―。
目次
序章 少年兵は幽霊になった
第1章 沖縄とベトナムが壊した人生
第2章 トラウマの歴史と社会への影響
第3章 父が家に持ち帰った心の傷
第4章 第3世代が語る「戦争体験」
第5章 世代を超える負の連鎖
第6章 市民が見た沖縄、原爆、大空襲
第7章 日本軍が外国で残した爪痕
著者等紹介
後藤遼太[ゴトウリョウタ]
朝日新聞記者。1983年生まれ。2007年、朝日新聞社に入社。静岡総局の後、東京社会部で東京都庁や国会、東京地高裁などを担当。神戸総局勤務を経て2021年から再び東京社会部記者。戦争や平和、人権に関する問題を取材してきた
大久保真紀[オオクボマキ]
朝日新聞編集委員。1963年生まれ。2021年度日本記者クラブ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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