内容説明
「亡き父の幽霊が出た」という一本の電話から、十二歳の暁彦の冒険がはじまった。小学校中・高学年向き。
著者等紹介
小森香折[コモリカオリ]
東京都生まれ。学習院大学大学院博士後期課程修了。ちゅうでん児童文学賞、新美南吉児童文学賞などを受賞
佐竹美保[サタケミホ]
富山県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
16
小六の暁彦は十二歳の誕生日に、山奥にある亡き父の実家に呼ばれます。それは「生まれ変わりの儀」という儀式を受けるためのもの。旧家の不気味な親戚たち…一人で行く気になったのは、実家に父の幽霊が現われたという知らせがあったからです。暁彦は父への思慕と姉への意地で向かいます。怖いというより不気味…と読みつつ、後半あれれ?ちょっと消化不良です。続編やスピンオフがあると深まる気がします。2019/10/16
頼ちゃん
5
始まり方も終わり方も良かった。ムカデもそんなリアルには感じられず、気持ち悪いの嫌いな私でも大丈夫だった。和風ファンタジー好きです。2016/04/09
火星人碧
1
亡くなってしまい会ったことのない父の幽霊が出ると言われたら、行ってみたいと思うだろうか? 永遠に会えないよりも、せめて幽霊でも、と。暁彦はそれだけに惹かれたわけではなかったが、父の生まれた家へ行くと決める。しかしあからさまに歓迎されていない雰囲気があり、そして何かがおかしい。途中で出会う百目という男も怪しい。誰も彼もが怪しい、頼りの鹿取さんさえも。オオムカデに支配された一族を、大きな力を得た暁彦が迎え討つ。まあそういう話だが、ストーリーが凝っていて伝奇小説の趣もあり、なかなかに愉しめる。2021/01/02
けろろん
1
夏休み2015/06/20
のふし
1
柔道部のお姉ちゃんのここで?!という活躍所が痛快。想像力逞しく大ムカデをイメージできてしまう人にはあまりお勧めできない。和製オカルト&ファンタジー好きには面白く読める。2015/10/04
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