内容説明
ながーいくちばし、みじかいくちばし、大きなくちばし、小さなくちばし、まがったくちばし、とがったくちばし、ふといくちばし、ひらたいくちばし…どんなふうに使うのだろう。
目次
さまざまなくちばし
魚をつきさす
魚をはさむ
カニやゴカイをつまんでとらえる
肉をひきさく
巣材をはこぶ
ひなにえさをはこぶ
巣をつくる
木の幹で虫をとらえる
木の枝で虫をとらえる〔ほか〕
著者等紹介
国松俊英[クニマツトシヒデ]
1940年、滋賀県に生まれる。童話や創作を書くほか、自然や野鳥を題材にしたノンフィクション、科学読み物を多く書いている。日本児童文学者協会、日本野鳥の会会員
水谷高英[ミズタニタカヒデ]
1951年、岐阜県に生まれる。武蔵野美術短期大学卒業。テレビ局勤務ののち、フリーのイラストレーターとなる。幼児向け教育絵本などを経て、現在は野鳥のイラストを中心に図鑑・雑誌・広告を手がける。「みる野鳥記」シリーズ(あすなろ書房)で、第40回産経児童出版文化賞を受賞。サントリーの新聞広告で、第21回読売広告大賞読者大賞を受賞。日本野鳥の会会員、NPO自然環境アカデミー会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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つくよみ
33
図書館本:空を自由に飛ぶ鳥は、その代償として、自由に使える腕を持たない。その代わりに活躍するのが「くちばし」それぞれの鳥の生活様式に応じて、それぞれの形をしているくちばしについて紹介した作品。このように見てみると、実に様々な生活様式の鳥がいて、それぞれの生活にぴったりの形状をしたくちばしを持っていることに驚かされる。その機能に不足が有れば、その種は今まで生き延びられなかった事を思うと、変わった形状のくちばしの存在が本当に不思議に思える。生物学とか、進化論とか、そういった分野への興味の糸口になりそうな絵本。2014/05/25
いろ
12
小1国語教科書に,くちばしの話題があったので,絵本「くちばし どれが一番りっぱ?」を借りたついでに,参考までにこちらの図鑑も借りてみた。くちばしの機能に注目して鳥を紹介した図鑑絵本。フリガナ無の漢字も多いので,小1で完全に1人読みは無理だけど,リアルでカラフルな野鳥達を眺めるだけでも楽しいし,種類によって異なる形のくちばしを,ぴったりの用途に使いこなす様子も興味を惹かれるので,息子も何度かパラパラ見ていた。歌で知っているカッコウの絵に興味を示す息子,数ページ前のカッコウの雛と仮親の鶯に気づいて驚く^^2014/08/08
遠い日
8
本当にさまざま、鳥のくちばし。餌の捕り方によって異なるとは知っていても、まぁよくできたその形状であること!生き物は、生態に見合った変化を遂げて、今の姿を獲得した。2019/10/01
ゆにす
7
絵がとてもきれい。くちばしの解説としては「くちばし どれが一番りっぱ?}(ビアンキ)よりこの本のほうが詳しく勉強になります。道具を使う鳥がいること初めて知りました。2013/07/26
かのん
6
鳥のくちばしってこんなにいろいろな役割があって、それに合わせてそれぞれが発達しているんですね。知らなかった~。2014/06/03