内容説明
ディラワ星系で必要な物資の強奪に成功したギアリー大佐ひきいるアライアンス艦隊は、陣容を整え、ヘラダオ星系へと向かった。目的は2000名におよぶ捕虜の奪還と、食料の確保。そこで待ち受ける敵艦隊を撃破できれば、味方艦隊が待つヴァランダル星系まで、あと二つの星系を残すのみ!長きにわたる戦闘の日々もこれで終わりになると思われたまさにそのとき、艦隊内に潜む怖るべき敵の魔手がギアリーに忍び寄っていた…。
著者等紹介
キャンベル,ジャック[キャンベル,ジャック][Campbell,Jack]
1974年、カンザス州の高校を卒業後、アメリカ海軍兵学校に入学。士官として海軍に長らく勤務したのち、退役。2000年、ジョン・G・ヘムリイ名義のスペース・オペラStark’s Warでデビューするや、矢継ぎ早に6冊の長篇を上梓する。2006年に、ジャック・キャンベル名義で『彷徨える艦隊 旗艦ドーントレス』を発表。そのユニークな主人公、戦闘シーンなどで話題を呼び、戦争SFの傑作と高く評価された
月岡小穂[ツキオカサホ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kurupira
7
リレントレスってどの戦艦だったか記憶に残っていない書名はさておき、、あとカバー絵の女性が誰か分からないのもさておき、、、中身はとても面白かった。まだ続くようなので楽しみ、続けて読むかなー2016/03/05
鐵太郎
7
アライアンスの国内は、かつてギアリーが100年前に生きていた時代とは大きく変わっています。腐敗した政体、疲弊した民衆、不満を持つ軍部。伝説の英雄である “ブラック・ジャック” ギアリーが帰還すれば、それを利用しようとする勢力がいるはず。ただのジョン・ギアリー大佐として戻ることはできない。どうする。2010/01/11
MRyas
4
次巻が最終巻とのことで、ストーリーは佳境に入り大きく転換、面白かった。だが短距離ミサイルの誤訳がぶち壊す。発射すれば敵の航空機は高エネルギー粒子の網に包まれ、かすめただけで撃墜、どんなミサイルなんだとw 脳内変換すりゃ良いのだが我慢出来ねー2014/08/26
eucalmelon
3
補給がきびしい艦隊は、貧乏工場を想起させる。ハプナムに、裏切者の破壊工作・・・。ラスボスのような予備艦隊にHPの・・・いや、燃料電池の残り少ない艦隊で立ち向えるのか?とヤキモキさせられた。なんとかアライアンス宙域に戻れたときは、何やら達成感が。2016/02/02
ぶーにゃん@積ん読本解消中
3
やっと艦隊を本星まで帰還させるところまで連れてきたギアリー。異星人の罠をかいくぐり、敵の妨害を退けながら戻ってきたら救国の英雄といて戦争集結のためにもう一働きしなければならない羽目に!やりたくなくても周囲が許してくれず客観的に見ても自分が泥をかぶるしかない。私もこんな羽目に陥りたくないものです。あー!早く最終巻が読みたい。待ち遠しい1冊です。2010/01/09