内容説明
誰もが獲得しなければならない食べることに、さまざまな理由でつまずくことがあります。このような問題に対して、摂食嚥下障害という視点から子どもの支援と対応を試みてきました。しかしながら、私の思うような成果が得られませんでした。そこで支援や対応法を見直し、食行動の発達という、もっと広い捉え方の支援をする必要があるという考えに至りました。そして食行動の発達の支援や対応法に変えたときから、その成果がみえるようになりました。
目次
1編 食行動の発達と支援(食べる機能の発達は胎児期から始まる;母乳と母乳育児が大切!! ほか)
2編 子どもの摂食嚥下障害(子どもの摂食嚥下障害の理解;子どもと大人の摂食嚥下障害は異なる ほか)
3編 食べる機能の評価のポイント(病歴と観察から食べる機能を評価する;診察から食べる機能を評価する ほか)
4編 摂食嚥下障害の支援と対応(子どもの摂食嚥下障害の支援を理解する;摂食嚥下障害の支援は子育ての支援 ほか)
5編 疾患と摂食嚥下障害(経管栄養を行う早産児、新生児の食行動支援;脳性麻痺において摂食嚥下障害は重要な合併症 ほか)
著者等紹介
田角勝[タツノマサル]
1978年昭和大学医学部卒業。1978年昭和大学医学部小児科学講座前期助手。1980年関東労災病院小児科。1981年神奈川県立こども医療センター神経内科。1983年昭和大学医学部小児科学講座助手。1988年昭和大学医学部小児科学講座講師。1997年せんぽ東京高輪病院小児科部長。2003年都立北療育医療センター城南分園園長。2005年昭和大学医学部小児科学講座助教授。2006年昭和大学医学部小児科学講座教授。2018年昭和大学医学部小児科学講座客員教授。2019年大田区立障がい者総合サポートセンターB棟管理者、さぽーとぴあ診療所(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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