内容説明
文献レビューは、量的研究や質的研究と並ぶ科学的な研究方法の1つ。5つのstepに分けてわかりやすく解説。
目次
1(文献レビューに必要な予備知識;文献レビューの概要)
2(課題設定―研究テーマを決める;文献検索―文献を検索・入手・管理する;内容検討―入手した文献を読み、内容を検討する;文献統合―検討した結果を整理し統合・解釈する;論文執筆―全体のプロセスを執筆する)
著者等紹介
大木秀一[オオキシュウイチ]
東京大学大学院医学系研究科修了(精神衛生学)、保健学博士、医学博士。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント、情報セキュリティアドミニストレータ、日本公衆衛生学会認定専門家。専門は、公衆衛生学、遺伝疫学。石川県立看護大学教授。医学、保健学、看護学の分野で公衆衛生学、疫学、統計解析、研究方法論の教育に携わる。数少ない多胎研究者として、遺伝疫学研究とともに多胎児家庭支援の地域参加型実践研究に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たかこ
6
そもそも、論文の読み方がわからない、どんなところに掲載されている論文がいいのかわからない、読んだ論文をどうやって分類するのかわからない、どこを引用するのかわからない、というわからないだらけだった私に一筋の光が見えた本。2020/04/15
いとう
3
はじめて学ぶ文献レビュー(若村・西村)が、PRISMAを用いた文献検索に詳しいのに対し、本書は文献レビューの意義、文献統合方法、文献レビューの執筆における結果と考察の難しさを分かりやすく説明している。 文献レビューするにあたって必読の書。2024/12/20
kyakunon22
2
短いわりに内容が充実していました。「先行研究の検討」というかたちで小さくまとめられがちな先行文献の検討を、ひとつの独立した方法論として扱うには何が必要か、あるいはどういうメリットがあるか、そういう話をしています。2020/02/24
Riopapa
1
非常に参考になった。こうした本はうれしい。2021/11/13
Schuhschnabel
1
卒業論文執筆のために読む。とりあえず、文献を集めるところで時間を使い過ぎないように。2018/09/10