音楽科教育はなぜ存在しなければならないのか―「良い音楽科教育」を構想するための目的論

個数:

音楽科教育はなぜ存在しなければならないのか―「良い音楽科教育」を構想するための目的論

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月28日 06時52分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784181592264
  • NDC分類 375.76
  • Cコード C3037

出版社内容情報

義務教育の中でなぜ音楽を学ぶのか。教師自身が自分の言葉で「音楽科教育の存在意義」について論じることができなければならない。何を目標に音楽科教育をするのか。「良い音楽科教育」とは一体何か。音楽科教育の目的論について、真剣に議論した一冊。

内容説明

音楽科教育の目的を論じることなしに、「良い音楽科教育」を定義することはできない。では、そもそも「音楽」とはなんなのだろうか。音楽科教育の目的論について、真剣に議論した一冊。

目次

第1章 音楽への記述的接近(出来事としての音楽―C.スモールの音楽観;徒弟制度としての音楽教育―D.J・エリオットの音楽教育論 ほか)
第2章 音楽への規範的接近(教科教育と学問領域の規範性―G.ビースタの測定主義批判;理念としてのサウンドスケープ―R.マリー・シェーファーの公共的教育観 ほか)
第3章 音楽科教育の目的論に関する試論(ここまでの総括;公教育の存在意義―苫野の教育論 ほか)
第4章 メタ音楽(Meta‐Music)としての集団即興演奏(サウンドペインティング研究で得られた知見;“GMIC”の発案と授業での実践可能性 ほか)

著者等紹介

長谷川諒[ハセガワリョウ]
博士(教育学)、音楽教育学者。広島大学で博士号を取得後、神戸大学、関西大学、新見公立大学等複数の大学で非常勤講師として教員養成に携わりながら、研究会での講演や即興演奏ワークショップの講師として活動している。活動の概要はSNSやYouTubeチャンネル「音楽教育学者の思考」で随時発信中。2021年度より日本音楽即興学会の理事長を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

斜めに構えた太鼓持ち

0
筆者のワークショップにケチをつける人のための理論武装という印象。「真剣に議論した」ではなく、我田引水をがんばった一冊。非他律的な態度を養い相互承認を重視するのが新しい音楽科教育だといいなって話なんだけど、これって人にあれこれ言われるのが嫌いな人たちが傷をなめ合いつつ、相互承認は仲間内だけで消費し、自分の気に入らない意見を「それってあなたの感想ですよね。ご自分の意見を相対化できてます?」等と言って黙らせるような、めんどくさい人間を量産するだけなんじゃない?2024/08/17

じゅんじゅん

0
この本の目的は「音楽科教育が全ての子どもにとって必要であること」を論じること。そのためにスモール、エリオットなどの思想を援用しながら、最後に筆者の考えを主張しています。実際に、公教育の場で筆者の主張を実現できるような「集団即興演奏」の提案も本書の中で行っています。音楽教育に携わっている人でこの「音楽科教育が全ての子どもにとって必要であること」を真正面から答えを探そうとした人はそうはいないのではないでしょうか。まず、その点に敬意を表したいです。そして、「音楽科教育が全ての子どもにとって必要であること」の2024/09/15

車寅次郎

0
順序立てた説明が分かりやすく、著者の考えは一定理解でき概ね賛同しました。ただ少し気になったことを挙げるとすれば、西洋音楽をそのまま踏襲すること、すなわち文化の継承に観点を置く教育に疑問符をつけた時、日本に暮らす日本人の子供達に日本の音楽文化は素晴らしい!と言う文脈で継承させることも同じく疑問符をつけるべきなのでしょうか?著者の考えたメタ音楽を公教育で用いた場合、評価の基準を如何にするか?全てが素晴らしいは素晴らしいけれど、公教育で全部が100点です!は成立するのかな?読みながら深く考えさせてもらえました。2024/09/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22088004
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品