感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
20
そうだったのか! 精神科の病気 その人には何が起きていて、どうケアすると助けになるのか。中村 創先生の著書。統合失調症、うつ病、双極症、依存症、パーソナリティ症、発達障害、認知症、強迫症、不安症。精神科の病気は患者本人もケアする人も負担が大きい。統合失調症、うつ病、双極症、依存症、パーソナリティ症、発達障害、認知症、強迫症、不安症にどうケアすると助けになるのかを知るだけでも事態は良くなる。2024/05/01
やん
2
看護する人が書いた精神科の病気の本は初めて読んだ。門外漢でも得るものが多かった。症状の背後には本当の困り事があってそれが何なのか気づくのが大事とか、まず注意を引いてから簡潔な文章で話すとか(端折りすぎ)、普段の生活でも実は大切なことだ。医学書院の編集者だった白石正明さんは新聞のインタビュー記事で「ケアする人はケチくさくない」ととても含蓄のあることを語っていて、本書でもそのケチくさくない精神が溢れていた。こんな世界に軸を据えて生きていきたいよ。ケチくさく生きるのはやめにしたい(でも弱いから難しい)。2024/05/14
青林檎
1
『自分を客観視するため』に手に取った本。 医療者としても、患者としても色々と考えさせられる事がたくさんあった。「頑張れ」も「頑張ってるね」も「分かるよ」も、想ってくれていることは分かっている。でも今は言葉をかけて欲しくない、そんな時もあるんだと身近な人にわかって欲しい。ただ隣に座って頭を撫でてくれたら明日もちゃんとするから。2024/08/21
草団子
0
初版…2023/12 精神疾患の患者さんとの向き合い方について、看護スタッフだけでなく、職場や家族も参考になる内容です。 疾患、障害のメカニズム、具体的な症状、薬のこと、声のかけ方、私たちがやってしまいそうな失敗談もあり、広く多くのみなさんに読んでほしいと思いました。 「オープンダイアローグ」→本人の前でできない話はしない→情報共有であっても内容は本人に聞かれてもよい事に限ること。って、一般の職場にもあると思った。共有という建前の悪口は何も生まない。 2025/05/27
おっとっと
0
近しい友人や仲間たちが精神を病んでいく中、金の為にSEという仕事を続けることに疑問を持ち、看護の道を新たに歩もうか悩んでいる28歳。本屋の看護の棚から読み易そうな本書を選んでみた。 プログラムの様に完璧な診断が保証されない病気。個々人で更に症状が細分化され、対応に明確な正解がある訳でもない。 そのような症状への筆者の対応力がスゴイ。患者の人生を左右するプレッシャーの中で自分の形を保ったまま対応を続けられてる筆者には脱帽です。 才能なのか、努力なのか。 最後の索引が読み直す際には嬉しい仕様でした。2025/03/10
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- 和書
- 民法総則の基礎がため