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目次
心とは脳だろうか
あるピアニストの事例―心が体に置き換えられる
ある老画家の事例―脳が心を支配する
外因・内因・心因―神経回路網としての心と内因性精神疾患
デカルト的二元論
連合型視覚失認の事例―名づけられることの前と後
同じものが同じであることの奇跡
イデア論再考
ヤンツ教授の最終講義―てんかんとは「学習過程」“Lernprozess”である
心は計算式に置き換えられるか
犬がもし操作的に診断されたとしたら
プライミングとジョン・ヒューリングス・ジャクソン
心は開かれた形で生まれ、後に閉じることを学ばれる―並列処理の直列化
フロイトの無意識とは何か
漢方治療と官能的身体
精神分析における心的装置―それはたぶん脳の外に跨っている
スピノザの幸福とデカルトの不幸
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hanan
3
難しかった。哲学から攻めるなんてさ。でも10章あたりから俄然面白くなってきた。 学習則のモデルの話から私的には盛り上がったゾ。バックプロパゲーション学習則とアスペルガー症候群の思考モデルはすごい納得できる。 ダマジオやアンリ・エイの自己意識のモデルも面白いし、そこからフロイトの無意識への方向はワクワクした。 メスラムの脳機能とフロイトの意識・無意識・記憶の認知モデルは関連性して説明できる。。 などなど、フロイトって、めっちゃすげー!と改めて思う。詳しくはmixiレビューに書いた。 2014/05/21
tanukiarslonga
1
脳科学の知見と精神病理学の概念、臨床経験を駆使して心と脳の関係を考察。明快な解答が得られる訳じゃないけどいろいろ考えるヒントになる。2012/04/05
huyukawa
1
思っていた以上に哲学的であった。哲学や精神科には偏見をもっていたけれども、脳を考える上で必要であることがわかった。それにしても註がところどころ面白かった。自由な本である。2012/02/15
狐夏(こなつ)
0
様々な症例から機械論では説明のつかない心について、記憶についてなどなど書かれている 学習に関する数学的アプローチである学習則についての参考に2013/06/27