内容説明
天水農業が十分可能であると思われがちなアジア地域―ここで、なぜ他地域を大きく上回る農業水利の普及がみられるのか。また、多様な形態はどのような背景のもとで生まれてきたのだろうか。
目次
第１章 水がつくったアジア（モンスーンアジア；水とともに歩んだ歴史）
第２章 なぜアジアの農業と水利か（農地と農業生産；農村人口と環境；農村構造政策；膨大な資金投入；国ごとの現状）
第３章 農業水利事業の展開（さまざまな事業；水資源開発的な事業〈大規模事業〉；村落開発的な事業〈小規模事業〉；施設改善のための事業）
第４章 農民の水利組織と活動（伝統的な農民組織；新たな取り組み）
第５章 わが国の農業水利（伝統的な水利秩序；急激に変化する社会）
第６章 農業水利の現状（地域の総括；社会経済的な評価）
第７章 農業水利の方向性（農業水利の底流にひそむもの；これからの農業水利）
