内容説明
本書は、急速かつ顕著な法の動きとの関連で、アジア諸国の開発過程における法の役割に着目しながら、経済開発と社会開発に関する法分野の検討を行なったものである。
目次
第1部 アジアの経済開発と法(転換期のアジア型資本主義―危機後の東南アジア法システム理解の前提として;ASEANにおける貿易自由化―一方的・裁量的自由化から相互主義的・拘束的自由化へ;移行過程における法・制度―ベトナムにおける企業制度変容の過程;「法整備支援」の論理についての一考察―世界銀行と日本政府開発援助)
第2部 アジアの社会開発と法(アジアでの労働法―経済発展のなかに位置づけられる国際労働基準;アジアの発展途上国における消費者保護法;開発と法―アジア環境法;開発、障害者と法―アジアにおける障害者立法の発展;開発と法の一側面―中国の人口学、人口政策と人口法)
著者等紹介
作本直行[サクモトナオユキ]
アジア経済研究所経済協力研究部主任研究員
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