内容説明
造船士官として海と船を愛した著者が、アメリカにおける帆船の歴史をユニークな筆致で描いた作品。本書では新大陸発見から南北戦争、対英戦争までの帆船について記載。
目次
ヨーロッパ人と新大陸
アメリカ植民地で船を造る
新大陸をめぐる英仏の抗争
英本国との疎隔
アメリカ独立戦争勃発!
勝利を決めたフランスの参戦
海に生きる若い国
最初の試練、一八一二年の対英戦争
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むらきち
8
他の方も書かれてますが、まさに海から見たアメリカの歴史。さらには、造船士官だった作者の知識も相まって、帆船自体についての解説や小ネタも多くとても良いです。帆船時代、まだ生まれて間もない「アメリカ人」たちが、なんだかすでにアメリカ人らしいと感じました。2019/12/29
Tomozuki Kibe
2
海から見たアメリカ史。植民地時代の英仏の抗争から紐解かれる。さらに独立戦争期。おもちゃのような米国海軍が大英帝国に挑む面白さ。司馬遼太郎のお墨付き。2019/08/17
みなかみ
1
最初は海軍どころか戦艦ですら所持していなかった合衆国が、大英帝国と渡り合えるような作戦や装備を持つに至るまでが凄いなと思う。この著者の参考文献は一体何の本だろうと気になる。拿捕数なんて国立公文書館のデータベース等に残っているのかな?2012/05/05
岩
0
マッソウペリーのお兄さんって有名(そういえばフリゲートのネームシップにもなってるし)な人だったんですね。
たけぽん
0
米国史に於ける「シー・パワー」を語る本書。上巻では大航海時代から1812年に起こった米英戦争まで。2012/02/27