内容説明
世界や日本をテーマに地図と向き合い、あたまの中を散歩し、疾走する。「凝視」「立場」「方角」…19の思考法と出会っていく。新進気鋭のコピーライターが、地図から頭を整え、考え方を考えていく。すべての人があたらしい思考法をインストールし、簡単に頭脳をアップデートできる画期的な本。
目次
凝視―その先の一点を見据える。
立場―普段立たない、新しい視界へ。
方角―どこにいるか、どこに行くべきかを把握する。
争点―なぜ争う、を知る。
宗教―深く知るとは、バックボーンを知ること。
ルーツ―元々どこから?そしてどこへ?
ストーリー―物語ることで記憶は強まる。
2位―全体まで一気に俯瞰する。
スケール―見かけ通りと見かけ以上。
距離―実感できれば勝ち。〔ほか〕
著者等紹介
下東史明[シモヒガシフミアキ]
(株)博報堂第一クリエイティブ局コピーライター。明治大学・非常勤講師。東京コピーライターズクラブ会員。1981年京都府生まれ。2004年、東京大学法学部卒業後、(株)博報堂入社。主な仕事に、アサヒMINTIA「俺は持ってる。」、マンツーマン英会話GABA「ハイ、そこでGABA」、アサヒ一本満足バー「マンマン満足」、イエローハット・テレビCM、サントリー胡麻麦茶「高橋克美さん」キャンペーン、逆流性食道炎啓発「食道捜査官・筧利夫」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tetsu
16
★3 博報堂のコピーライターが著者。 日本地図や世界地図をじっくり見ることで喚起される思考法を1冊の本にまとめたもの。何もないところからイメージを膨らませ何らかのアイデアを生み出す。まさにクリエーターの仕事といえるでしょう。2016/02/20
みほこ
6
面白かったです。ただ地図を見ていただけでは思い付かない発想に驚きつつも、東京駅がややこしい話などはわかるなぁと思いました。旅行に行く前に、地図を見ながらこの本に書かれていることを取り入れるとまた違う楽しみかたができるかもしれませんね。2015/01/16
かりん
4
3:《思考の視点を整理する。》1年以上前、書店で一目ぼれして購入。しかし、家に持ち帰り読み始めると、2章くらいで恋が冷めた。…そんな本をなんとなく読む気になり、風呂場に持ち込みました。いろいろな視点の持ち方を地図の見方を軸に展開していて、広告代理店らしいお洒落な味付け。骨太な論というよりも、さらーっと流れるような感じでしたが、以下はおもしろかった。自分が立ちたくない立場に立つ、「○○問題」と名付けることで争点化する、失敗の目印(失敗したことを気づかせてくれる目印)、デジタル化で志向が見えやすくなった。2014/02/03
馬場貴生
3
広告業界の人間の考える事は、やはり面白くて、「地図から、新たな思考法を発見しよう」と言う趣旨の本。 地図から得られる、19の思考法。本の中では「頭の中を整理する」とか、「頭の中を歩く」などと表現してある。地図の見方から、日常の中で新たな発見をしていく。或いは、自分を見直す。つまりは、あらゆる可能性を秘めている。 思った以上に、地図だらけだが、勉強になる。僕らは知らない事ばかり。2012/08/07
やきそば
2
ツバルの話と、面積の広い国に人口の多い国をあてはめた図がおもしろかった2016/03/06
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- ドリー、泳ぎつづけてごらん