絵でよむ漢文

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784255005393
  • NDC分類 920
  • Cコード C0098

出版社内容情報

「論語」が大人気の漢文を、絵を眺めながらやさしく味わえる画期的なビジュアル本。
今これだけは読んでおきたい、厳選された漢文漢詩の名文が、すらすらと楽しく読める決定版!

<本書の特徴>
昔学んだ漢文を、もう一度、気楽に読み直す
漢文の教科書で取り上げられていた定番から、とくに人気のある、味わい深い作品を厳選。
イイトコ取りの、内容の濃いラインナップになっています。漢文を新たに学びたいと思う若い読者にもオススメ。

絵がたくさん入っているので、読みやすい
とかく硬いイメージのある漢文もビジュアルが豊富に使われているので、すらすらと読める。
絵を眺めていると、作品に対するイメージもずっと膨らみます。

今だからこそ、漢文が、面白い!
不況や政治やエコ…。数千年も前に、こんな進歩的な考えがあったとは!とびっくりするような新鮮な内容も。
現代の視点で解釈する、脂ののっている漢文の第一人者による軽快な解説が魅力。

<収録されている作品の例>
春暁(孟浩然)/元ニの安西に使するを送る(王維)/春望(杜甫)/山中にて幽人と対酌す(李白)/春夜(蘇軾)/絶句(杜甫)/塞翁が馬『淮南子』/株を守る(韓非)/管鮑の交わり『史記』/世に伯楽有りて(韓愈)/学んで時に之を習う『論語』/吾十有五にして学に志す『論語』/蛍雪之功『蒙求』/胡蝶の夢(荘子)/春夜桃李園に宴するの序(李白)


[著者情報]
加藤徹(かとうとおる)
1963年東京生まれ。東京大学文学部中国語中国文学科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。
1990~91年、中国政府奨学金高級進修生として北京大学中文系に留学。広島大学総合科学部助教授を経て、現在、
明治大学法学部教授。著書に『漢文力』(中公文庫)、『西太后』(中公新書)、『漢文の素養』(光文社新書)、
『貝と羊の中国人』(新潮新書)など。今いちばん脂ののっている漢文の第一人者。むずかしく硬いイメージの
ある漢文を、数千年前にこんな進歩的な考えがあったとは!とびっくりするような新鮮な切り口で解釈する、
軽快な解説が魅力。

内容説明

現代の新しい視点で解釈。今こそ、役に立つ知恵が詰まっている。

目次

第1章 春眠暁を覚えず―漢文をひもとく(春暁―孟浩然;元二の安西に使するを送る―王維 ほか)
第2章 覆水盆に返らず―故事成語から考える(覆水収め難し―『野客叢書』;苛政は虎よりも猛なり―『礼記』 ほか)
第3章 独り釣る寒江の雪―名詩を味わう(鸛鵲楼に登る―王之渙;敕勒の歌―無名氏 ほか)
第4章 四面楚歌―歴史に学ぶ(撃壌歌―『十八史略』;太公望―『十八史略』 ほか)
第5章 温故知新―古人と対話する(故きを温めて新しきを知れば―『論語』為政;憤せざれば啓せず―『論語』述而 ほか)

著者等紹介

加藤徹[カトウトオル]
1963年東京生まれ。東京大学文学部中国語中国文学科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。1990~91年、中国政府奨学金高級進修生として北京大学中文系に留学。広島大学総合科学部助教授を経て、明治大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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11
☆☆☆☆☆ 漢文に触れるのは大学受験以来です。本文の字体が美しかったので書き写したくなり、久しぶりに書写しました。「春眠不覚暁 処処聞啼鳥 夜来風雨声 花落知多少」「春宵一刻値千金」なんかは、今の気候にぴったりの表現だと思います。夏目漱石や木戸孝允の作品もあり、漢文を作ったのは中国人だけじゃないということを初めて知りました。2018/03/23

mimm

7
タイトルの「絵で読む」とは、何か違うような。(挿絵は多いけど、内容を理解するに足るかといえば違うので)。訳文、紹介文が分かりやすく、とても親しみ易い漢文案内的な一冊でした。耳や目で馴染んでいた言葉なども多く含み、これか!と思うのもしばしば。構成として孔子の論語が多いけど、近代だけど日本人の作った漢文も一部紹介されていて興味深かったです。2012/10/22

M2

3
入門書として丁度いい。好きな漢文を探せるし、そこから他の漢文書を読んで見ようと言う気になれる。2022/06/27

taro335

3
みなさんおしゃってるように絵では読めません(笑)。タイトルは?ですが、内容は文句なし。入門にオススメ! 各々の解説文が簡潔ながらツボを心得ていて感動してしまいます。2011/07/11

美香

2
漢詩を読んだり作ったりすることが好きで、思わず読みたくなった一冊でした。解説も詳細に書かれており、すごく充実した本でした。また時間のあるときに読み返したいです2014/01/22

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