出版社内容情報
生活を取巻く家族,地域,企業,行政の状況を分析し,主体的に安定的な生活形成を提言。〔内容〕今なぜ生活者の自立と共同か/家族・地域の中での自立と共同/福祉における産業化と市民化/企業社会の変容と生活保障/時代を拓く自立と共同
内容説明
本書では、年齢、性、職業にとらわれず生活者が個性的な生活形成をしていくための社会的諸条件の整備と生活者自身のエンパワーメントをめぐる議論が展開されている。また、自立と共同の意味、内容の変化や新時代の生活者の自立と共同を可能にする具体的な活動についても扱っているので、福祉社会論、男女共同参画社会論としても有効な素材と視点を提供している。
目次
1 今、なぜ、生活者の自立と共同か(生活者の自立とは何か;自立と共同がコンセプトとなる時代を考える ほか)
2 家族・地域のなかでの自立と共同(子どもの自立と福祉;高齢者の自立を支えるネットワーク ほか)
3 福祉における産業化と市民化(保育所と企業ベビーシッティングサービス;高齢者介護の自助・共助・公助 ほか)
4 企業社会の変容と生活保障(企業社会の変容と生活者の自立と共同;福利厚生施策と生活者の自立と共同 ほか)
5 時代を拓く自立と共同(自立を支える新しい生活共同;生活主体の構築と教育・学習 ほか)