出版社内容情報
圃場試験での栽培,住宅庭園景観,昆虫の形態・生態・遺伝,細菌と食品リスク,保全生態,穀物・原核生物・ウイルスのゲノムなど,生物の興味深い素材を使って実際のデータ解析手法を平易に解説。従来にない視点で生物統計学を学べる好著
目次
圃場試験で栽培条件の影響をみる―実験計画法・分散分析
住宅庭園の景観が与える印象―多変量・多次元解析
ミヤマクワガタ形態の相対成長解析―回帰分析を用いたアプローチ
腸炎ビブリオと食品リスク―確率論的リスクアセスメント
東南アジア・ハマダラカの集団構造―遺伝子流動と隔離の解析
保全生態のための遺伝的交流範囲―不完全データを用いた父性解析による推定
オオムギの分子メーカーと穀物ゲノムのシンテニー―連鎖地図作成
ショウジョウバエ性櫛数関連遺伝子の探索―QTLマッピング
ショウジョウバエアミラーゼ重複遺伝子の進化―分子進化と系統学的手法
ガ性フェロモン獲得の遺伝的背景―タンパク質の構造変化の推定
原核生物ゲノムの進化―ゲノムデータへの系統学的手法の応用
HIVウイルスゲノムの組換え―サブタイピングと新種の検出