出版社内容情報
多くの親しみやすい話題と有名なパラドックスに富む流体力学を縮まない完全流体から粘性流体に至るまで解説。〔内容〕球形渦／渦糸／渦列／粘性流体の運動方程式／ポアズイユの流れ／ストークスの抵抗／ずりの流れ／境界層／他
【目次】
1. 静止流体の圧力と浮力
2. 面積分と体積積分
3. 連続の方程式
4. 完全流体の運動方程式
5. ベルヌーイの定理
6. 流れの変形
7. 渦なしの流れ
8. 縮まない流体の渦なしの流れ
9. 任意の運動をする球にはたらく力
10. 球形渦
11. 自転する球形渦
12. 回転運動と渦糸
13. 縮まない流体の２次元の流れ
14. マグナス効果
15. 等角写像
16. ２次元の渦糸系
17. 渦糸のいろいろの運動
18. 渦 列
19. 渦定理
20. ラグランジュの運動方程式
21. トロコイド波
22. 渦なしの水面波
23. 群速度
24. ２次元の水面波
25. 大きな振幅の浅水波
26. 粘性流体の運動方程式
27. ポアズイユの流れ
28. ストークスの抵抗
29. 球のまわりのずりの流れ
30. 境界層
31. 索 引
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
PapaShinya
1
一般力学30講が洒脱なエッセイ風だったのに対し、こちらは教科書風。しかも、半分まで完全流体。今井さんのあの本みたい。渦が出てきて、波の話になると面白くなる。が、NS方程式が出てきたと思ったら、すぐに終わってしまった。乱流の話はなし。わかりやすく書かれているとは思うが、次の30講への助走の印象は拭えない。2022/07/15
