出版社内容情報
データから得られた様々な統計情報を組み直して最も有効な総合指標=主成分を求める方法を解説〔内容〕情報の縮約/主成分とその誘導/主成分分析の数理/適用の考え方と補助手段/主成分の解釈と軸の回転/質的データ/尺度値/分析計画他
内容説明
本書では、「主成分分析」とよばれる手法について説明します。主成分分析は多次元データ解析に属する高レベルの手法と受けとられていますが、たとえば「総合点を求める」など日常性のある手法であり、計測された基礎データを「それぞれの意味を考えて組みなおす」という意味で、方法論として重要な機能をもつ方法です。
目次
1 情報の縮約―情報要約手段の原理
2 主成分とその誘導
3 主成分分析の数理
4 主成分分析の適用についての考え方
5 主成分分析の適用を助ける補助手段
6 主成分の解釈と軸の回転
7 カテゴリカルデータの数量化
8 データパターンと尺度値の関係
9 分析計画―変化を検出するために
10 まとめにかえて
著者等紹介
上田尚一[ウエダショウイチ]
1927年広島県に生まれる。1950年東京大学第一工学部応用数学科卒業。総務庁統計局、厚生省、外務省、統計研修所などにて統計・電子計算機関係の職務に従事。1982年龍谷大学経済学部教授
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