出版社内容情報
なぜ,どのように間違えるのか?統計の誤用例・活用法を,データと手法の両面から具体的に解説〔内容〕どこのデータか?/いつのデータか?/比較できる平均,できない平均/比較の仕方を考える/傾向性と個別性/使いようのないデータ/他
目次
0 はじめに
1 それはどこのデータか
2 それはいつのデータか
3 比較できる平均・比較できない平均
4 比較の仕方を考えてデータを取り上げる
5 傾向性と個別性
6 2変数の関係
7 傾向線を求める回帰分析
8 時系列データの見方
9 社会調査のデータの扱い
10 統計手法の論理と実験計画
著者等紹介
上田尚一[ウエダショウイチ]
1927年広島県に生まれる。1950年東京大学第一工学部応用数学科卒業。総務庁統計局、厚生省、外務省、統計研修所などにて統計・電子計算機関係の職務に従事。1982年龍谷大学経済学部教授
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感想・レビュー
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Józef Klemens Piłsudski
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「統計的」と思われがちなブンセキでよくある誤りに陥らない/騙されないための数字の見方を, 主にグラフによる視覚化を通して説明していく. 一部の章を除いて説明に高度な数学をつかった理論は用いられない. 扱っている題材も政府の統計データだったり地理情報データだったり, アンケートだったり多岐にわたる. 新聞やTV番組, あるいは誰かのブログでいかにもありそうな「誤用」を多く紹介しているので, 数学は勉強中だけど統計学を知りたい, という人にオススメ. 慣れた人でも初歩的な分析のやり方を復習するのに良い.2016/12/20